余命一年の嫌われ令嬢は書庫で微睡む
「お前の寿命を剥奪する!」と宣言されたときには、何もかも遅かった。シャーロットは王子から婚約破棄された直後、余命一年の魔法をかけられてしまう。一方的に婚約破棄され、寿命も短くされた挙句、田舎の所領へ戻ることになる。ところが、シャーロットは前向きだった。「ああ、やっと自由に過ごせる!」……責務から解放され、自由気ままに本が読めるだけではなく、失われた魔法を身をもって体験できて幸せだと笑うのだった。これは、そんな風変わりな令嬢のもとに舞い込む不可思議な事件の物語。
※「小説家になろう」様にも掲載しています。