救世主達のレクイエム

彼らは重大な調査に、銀河を超えて移動していた…
彼らは後に…救世主と呼ばれる…
そんな未来が、ある事を祈る
※作中、ラプラスの悪魔と言う言葉が出てきます。
簡単に言えば、「未来も現在も、全てを理解する存在」と思ってください。

最高意思者による難解な調和

人は多くを望む。平和、娯楽、尊厳…
だが時として、望んでいると思い込み、望んだ結果や過程を見失う事がある。


それは本当に、人だからなのだろうか？

殺人鬼の狂奔

脅威や狂気、或いは狂態か。
それらは何故恐ろしく感じるのか？
距離が縮まってきても、それらに気付く時には、既に手遅れだからだ。

無線機による囀り

男は佇む。見えている事を受け入れられず、ただ無機物からの音色によって、自分自身を保っていた。

オレンジにレモン※

この世で観測出来る万象は、相対的である事柄が殆どである。
何故ならその万象の観測期間を決めるのは、人ではなく、星であり、光であり、それ以外の何かだからだ。
疑念があるのなら、この物語の少女を観測してみると良い。
※イギリスのマザーグースより

吠えろ

ある人※はこう綴った。君の内にある月の光に従え。狂気を隠してはいけない。
ではこの男の場合はどうだろう？

※アレン・ギンズバーグ:アメリカの活動家

当事者達の戯言

2人の男は、死生観について語っていたが、人は概ね、話の方向性を見失いがちである。

「非常」な環境下での「平常」である事の重要性

僕はただ帰路についていた。大切な人に想いを伝えながら。