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俺
静かな夜、部屋に男女二人
何かが始まりそうな予感がした
俺
俺
月乃
俺の前にいるのは渚 月乃という女だ
月乃
俺
俺
月乃
震える手で包丁を握り締める
月乃
俺
月乃
月乃
月乃
女は興奮して鼻血を出している
月乃
俺
月乃
俺の包丁を握る手の上に手を重ねる
俺
月乃
月乃
俺
俺
月乃
月乃
俺
俺
俺
月乃
俺
月乃
俺
月乃
俺
俺
俺は予め用意していた道具の中で縄を取り出した
月乃
憎しみを込めてキツく縛り付ける
月乃
とか言うので少し緩めてしまった
俺
月乃
俺
最初に言った何か始まりそうな予感とは
きっと最悪なものだったと思う
【私という名のワイン】
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
俺
椅子に縛り付けられたまま楽しそうに足を揺らしている
月乃
俺
月乃
俺
本来、月乃という女はこんな女のはずじゃなかった
俺は婚約者を殺した女を徹底的に調べたはずだった
店員
月乃
店員にも優しく微笑み、礼儀正しい。
月乃
店員
俺
そして大人しくて気が弱そう
いかにも男が好きそうな清楚な女
…そんな女のはずだった
月乃
俺
俺は落ち着こうとワインを手に取る
俺
月乃
中には赤いワイン
元々は婚約者と飲むはずだった
俺
グラスを口に運ぶ
月乃
俺
月乃
月乃
俺
月乃
月乃は椅子に縛られたまま首を傾げる
月乃
俺
途端に口が不味くなった気がした
月乃
月乃
月乃
月乃
俺
一瞬言葉が出てこなかった
月乃
俺
月乃
俺
そんな事を考えながら部屋の電気をひとつ消す
俺
月乃
俺はソファに腰掛ける
月乃
俺
月乃
俺
月乃
俺
月乃
俺
大声で否定する
けれどそんな俺と反対に愉快に微笑んでいる
月乃
月乃
コイツの言葉は調子をいちいち狂わせる
俺
月乃
俺
俺は適当に流して冷蔵庫を開けた
中には食べ物、そしてもう一本のワイン
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
冷蔵庫を漁る手が止まる。
俺
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
バタン!!と強く冷蔵庫の扉を閉める
俺
月乃
月乃
俺は月乃の前まで歩く
月乃は縛られたまま楽しそうに俺を見上げる
月乃
俺
月乃
その瞬間、コトッと小さな音がした
俺
月乃
縄がさっきよりも明らかに緩んでいる
確かに緩めたけどキツく縛ったはずだった
月乃
月乃
俺
月乃
俺
俺
縄をキツく縛り付けた
月乃
気持ち悪い声を出す度に耳が不愉快で手で口を押さえつけた
月乃
月乃
月乃
俺
縛り付けたあと鍵付きの部屋に閉じ込めた
そして俺は婚約者を殺した女との監禁生活が始まった
次の日
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
俺
月乃
月乃は舌を強く噛んでいる
俺
俺は月乃の口に指を突っ込み無理矢理舌を出した
月乃
月乃
俺
月乃
食べさせやすいから適当におかゆを作り持ってきた
月乃
手足を縛られたまま可愛く口を開けている
俺
月乃
月乃
その言葉に動揺しておかゆを手や腕にこぼしてしまった
俺
月乃
月乃
俺
ぺろっ…つー…
俺
全身がゾワゾワした
俺
月乃
俺
腕を引こうとした瞬間軽く噛まれる
月乃
俺
月乃
能天気におかゆを飲み込んでいる
ドンっ!!
月乃
咄嗟に押しのけてしまった
俺
月乃
月乃
俺
俺
月乃
俺
俺
月乃
俺
月乃
俺
月乃
月乃
私は昔から痛覚が鈍かった
子供の頃、転んでも泣かず傷口を見ているような子だった
私
母
私
母が気味悪そうな顔で見ていたのをよく思い出す
けれど血の流れる感覚は居心地よく感じた
成長してもそれは変わらなかった
怒られても
叩かれても
事故に遭っても
心臓が早くなることはなかった
あまりにも退屈で退屈で仕方なかった
心臓が高鳴ることがないから愛も恋も当然分からない
私は知りたくなった
私
そんな時たまたま道で見かけたの
凪
夏帆
夏帆
恋人繋ぎしながら微笑み、愛の言葉を囁く
私
私
私はさらに知りたくなり、二人のことを調べた
塚越凪という男。佐藤夏帆という女。
夏帆
私
私
夏帆
私
夏帆
夏帆
夏帆
夏帆
夏帆
夏帆ちゃんは血まみれで最期まで 凪くんの名前を呼んでいた
私
これが………愛?
私
そこで生まれて初めて私の心臓は高なった
感動のあまり息が震えた
私
ねえ、凪くんはどんな顔をするかな?
俺
俺はそんな話を聞いて怒りで手が震えた
気付いたら馬乗りになり首を絞めてた
月乃
月乃
月乃は真っ赤な顔をしてにやっと笑っている
俺ははっとして手を離してしまった
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
月乃
俺
月乃
俺
俺
月乃
俺
月乃
本当に調子が狂う。 コイツは普通じゃない
…俺はある事を思いついた
部屋を出てあるものを持ってきた
月乃
俺はコイツの縄をとくことにした
月乃
月乃
俺
俺
月乃
そして俺に抱き着いてきた
俺
俺は咄嗟にあるものを月乃につける
月乃
月乃は自分の耳を触る
月乃
俺
月乃
月乃
月乃
俺
月乃
月乃
俺
俺は振り返る
その瞬間唇に暖かいものが当たる
月乃
俺
吐き気が込み上げり咄嗟にトイレに駆け込む
俺
月乃
足枷を引きずりながらニコニコと笑っている
コイツと話す度に殺してやるという気持ちが強くなる
けれどそれと同時に手の震えも強くなった
監禁生活が始まってから数ヶ月が経とうとしている
仕事から帰ったある日のことだった
俺
俺
俺
俺
玄関に泥の足跡が付いている
俺
それは中から外ではなく、外から中だ。
…つもり誰かが靴のまま中に入ってるってことだ
俺
俺
男
男
中にはナイフを持った男がいた
月乃
俺
男
男
俺
月乃
男
俺
俺
男
男
男はかつての俺のみたいだった
月乃
月乃
月乃は抵抗もせず嬉しそうに笑っている
月乃
俺
月乃
月乃
男
男はナイフを振り下ろそうとした
その瞬間、俺は男の手首を掴む
男
男
俺
男
男
俺は男と取っ組み合いになった
その間も月乃はニコニコして見てたと思う
男
俺
俺
気付いたら俺は男に腹部を刺していた
俺
月乃
月乃の笑い声で我に返る
俺
俺
俺
月乃
月乃
月乃は指先で俺の心臓をなぞるように触る
そして俺の手を掴み自分の手に持っていく
月乃
月乃
俺
俺
月乃
月乃
俺
月乃
俺
俺
月乃
月乃は俺にキスをした
罪悪感で何も考えられず息だけが荒くなる
月乃
どこから見つけたか分からない 予備のGPS付きピアスを俺につける
俺
月乃
月乃は俺の口に指を突っ込み舌を出す
俺
月乃
俺は舌を引っ張りだされ泣いた顔をしてるんだ そりゃ酷いほど情けなくて惨めだろう
月乃
月乃
月乃
俺
月乃は俺の腹に手のひらを置いた
月乃
俺
俺
月乃
俺
俺は縛られて身動きが取れない
そして脱がされて咥えられている
月乃
月乃
俺
抵抗する俺を無視して俺に跨る
月乃
ずぷ、ッッ♡♡
月乃
俺
俺
月乃
俺
本当に憎くて気持ち悪くて頭がおかしくなりそうなのに
体が言うことを聞かない。それすらも気持ちが悪い
月乃
月乃は俺の首を締め始めた
俺
月乃
月乃
俺
月乃
パッと手を離す
月乃
俺
俺
月乃
脳に酸素が回らなくてクラクラする
月乃
細い指で俺の口を押さえつける
俺
月乃
月乃
うっとりとしながら俺を見下ろしている
俺
肺が苦しくて吐きそうで心臓の音が大きく聞こえる
俺
月乃は俺の胸に耳を当てた
月乃
月乃
俺の心臓は否定できないほど強くなっていた
俺
ぼーっと奥の部屋を見ると、仕事帰り飲もうと 机に置いたワインボトルが揺れているのが見えた
その色はさっき見た広がった血とよく似ていた
【完】
30
#Dr.STONE