ペペロン
え、どうしてでごわすか?
チャップ
そうだよ、チリペッパー警部だけ爆弾の場所が分からないままなのは理不尽だよ〜
『私』
……チリペッパー警部、いくつか質問させて
マヨネ
ちょっと、事件に関係ないこと聞くなら黙ってなさいよ!
『私』
大丈夫。今から聞くことが関係あることだって分かるはずだから。
チリペッパー警部
…
『私』
まず1つ目、貴方は私のことを知ってる?
ゴブさん
■■■は何を言っているんじゃ?
チャップ
そうだよ、今まで一緒に居たんだから、当然知ってるでしょ?
『私』
そういうことじゃない。
チリペッパー警部
ああもちろん、知っているとも。
『私』
分かった。じゃあ次の質問。
『私』
(正直この質問をするのは嫌だけど…)
『私』
私の父親の名前を当ててみて?
マヨネ
何言ってんのよ、そんなの分かるわけないでしょ?
チリペッパー警部
…
チリペッパー警部
(こいつは確かビネガー様の…)
『私』
そう、それで正解。
ペペロン
まだ何も言ってないでごわすよ?
『私』
心の声だよ。
チャップ
え、心を読んだの!?
マヨネ
さらっとすごいことしてるし。
チリペッパー警部
…
『私』
じゃあ最後の質問。というか、これは確認に近いかな。
『私』
爆弾を仕掛けた犯人、貴方だよね?
チリペッパー警部
な、何を言っているのやら…
『私』
図星だね。
チャップ
まさか、嘘だよね、チリペッパー警部?
チリペッパー警部
……フッフッフッ…ハーハッハッハッハッハ!!
マヨネ
まさか、本当にチリペッパー警部が…?
『私』
(はぁ、バカだな。私がいる前で堂々と正体を明かすなんて)
『私』
[スッ]
チリペッパー警部
な、何をする!やめろ!!
『私』
黙りなさい。
『私』
あなたの目的は分かりきってる。ここで白状した方が身のためよ。
チリペッパー警部
クックックッ……さすがは、あの方のご令嬢というだけはある…
『私』
気づいてたんだ。まあ、アイツの名前を出さなかったことだけは感謝するわ。
マヨネ
何、どういうこと?
ゴブさん
どうやらあの2人の間には、何かしらの関係性があるようじゃ。
『私』
まあいいわ。これで『貴方達』の計画は失敗。貴方は…まあどうなるかなんて目に見えてるけど。
チリペッパー警部
この事は…帰ったら必ず…あの方に報告する…!
『私』
あっそう。
マヨネ
え、ほっといて大丈夫なの?
『私』
大丈夫、どうせ大したことはないから。
チリペッパー警部
ビネガー様ぁぁぁぁぁぁぁ
チリペッパー警部
[スゥゥゥゥ……]
マヨネ
消えた!?
『私』
…
ゴブさん
今ビネガーの名前を呼びながら消えていったぞ!
チャップ
え!?あいつ、ビネガーの仲間だったのか!?
『私』
(さて、爆弾を解除しないと)
『私』
…私、爆弾を解除してくる
マヨネ
1人で行くの!?
チャップ
危なくない?
マヨネ
そんなの危ないに決まってるでしょ!!
『私』
騒ぐくらいなら大人しく帰って。
『私』
[スタスタスタスタ…]
マヨネ
あっ■■■…
『私』
…
『私』
(チリペッパー…あいつ、どこに隠してたのかは分からないけど、マナを集めてた…ビネガーの命令?だとしたら、奴の目的は……)
もうしばらく歩いて…
『私』
着いた…
『私』
(それにしても、まさか本当に爆弾を仕掛けるなんて…)
『私』
(マナを集めるのが目的なら、わざわざ爆弾を仕掛けなくてもいいはず…)
『私』
(まあ、今更気にしたところでどうしようもないか。)







