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あべが病院に運ばれて 手術を受けてる時のみんなには いつもの明るさはなかった

いつもあんなにうるさいSnow Manが 今は全然別人みたいだった

みんな。大丈夫だから。

さっくん

あべちゃん……あべちゃん……

舘さん

みんな。一旦落ち着こ

舘さん

あべは大丈夫だから。ね?

しょっぴー

そんなに泣かれてちゃ、信頼度ゼロだよ

舘さん

え……

舘さん

俺泣いてた?ごめん

俺が動いてれば

普段からみんな以上に鍛えてる俺が

こーゆー時にみんなを 守らなきゃ行けないのに

体が一切動かなかった

ライトにの下敷きになってるあべを見て 心臓が止まるかと思った

多分、あの瞬間に感じた恐怖は これから先ないと思う

それから病院に着くまでも、 着いたあともみんなを落ち着かせようと 頑張っていたけど

いつまで経っても手の震えが とまらなかった。

目から溺れおちる涙も 止まることはなかった

あべ……

ごめんな

守れなくてごめん

めめ

あべちゃん……

今、俺の周りには 手術中と照らさせれたドアの前で 泣き崩れているメンバーがいる

あの時のことは思い出したくもない

スタッフさんが「危ない!」 って 声をかけてくれたところまでは 覚えてる

でもその先はよく覚えていない

あの時俺は1歩も動けなかった

ただただ落ちてくるライトを 呆然と見つめることしか 出来なかった

正直、みんな死ぬと思った

でも、体に痛さとは違う 衝撃が走った

みんながいっせいに倒れ込んで 気づいたら周りにみんながいた

でも、ただ1人……

俺が1番守りたいって思ってる 人がいなかった

一瞬の出来事で 何が起こったかわからなかった

時期に俺の頭も落ち着いてきて 周りの状況が分かるようになってきた

そのときにはもう……

あべちゃんは血だらけになっていた

ライトからは手しか見えていなかった

下から血が沢山出ていて

その手があべちゃんじゃないと 信じたかった

でも、岩本くんやふっかさんが 泣きながら、叫びながら、 ライトを一生懸命どかしていた

その時すら、俺の足は動かなかった

まるで地面に縫い付けられてるように 動かなくて

「行かなきゃ。」「助けなきゃ」って 頭ではわかってるのに、 力が一切入らなかった

あべちゃんを支えたいって 守りたいって思ってたのに……

あの時何も出来なかった 自分がにくくてしょうがない……

あべちゃん……

お願いだから…… 居なくならないで……

しょっぴー

そんなに泣かれてちゃ、信頼度ゼロだよ

舘さん

え?

俺泣いてる?

自分で気づきもしなかった

よく考えてみれば

手や足が異常に震えてて

頬を触ってみれば 涙でびしょびしょだった

自分のことなんて 一切頭になかったから

気づきもしなかった

あべがライトの下敷きになって

ラウールやこーじが号泣しだして

何とかしなきゃって

このままじゃほかのみんなも 壊れちゃうって、あの時のふと思ったんだ

みんなを落ち着かせなきゃって

でも、落ち着いてなかったのは 俺も同じだった

今でもあの光景は鮮明に 覚えてるし、照やふっかさんの 手にはあべの血がついてる

一刻も早くあべの顔が見たい

いつものあべの笑顔が見たい

そう思っていたら、自然と 涙が落ちていた

しょっぴー

あの時……なんであべちゃんは俺たちのことを助けたんだろう

こーじ

え?

しょっぴー

あの時、俺たちを押したのはあべちゃんでしょ?

しょっぴー

なんで自分を優先しなかったんだろう

ラウール

優しいからだよ

こーじ

せやな……多分やけど……あべちゃんはあの時、自分のことよりもみんなを助けなきゃって考えしか頭になかったと思うで

うん。そうだよな

あべちゃんはすごく優しいから

俺たちを優先したんだ

……

しょっぴー

なんでだよ……

しょっぴー

なんであんな時まで優しいんだよ……

しょっぴー

ねぇ、あべちゃん……

しょっぴー

大丈夫だよね?

しょっぴー

さっきまで見せてくれてた笑顔を

しょっぴー

またすぐに見れるよね?

しょっぴー

あべちゃんの元気な姿、見れるよね?

しょっぴー

……

しょっぴー

俺があの時……区切りのいい所までやろって言ったから……

しょっぴー

ごめんなあべちゃん……

あべちゃんの姿が頭から 離れなくて

涙が止まらなかった

翔太のせいじゃないから

あべは大丈夫だから……

みんな泣くなよ……

あべが心配するぞ……

ふっかさん

そう言いながらひかるも泣いてるじゃん

さっくん

今は泣いていいんだよ

さっくん

辛い時はなんにも考えずに泣いていいんだよ

さっくん

その涙があべちゃんへの気持ちでしょ?

さっくん

泣けば泣くほどあべちゃんへの愛が大きいってことだよ

さっくん

あべちゃんを信じて待と

さっくん

帰ってくる。絶対

SnowMan

うん

それからしばらく俺たちは 今までにないくらい泣いた

もうこの先泣けないんじゃないか ってくらい

……

でも、手術中と照らされたライトは 一向に消える気配がなかった

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