魔法使いの日帝の話

10話

⚠️注意⚠️ 中二病 NL(日帝が女の子) 何でも許せる方向け

ある場所

この男、いつも思うがやはり不気味だ。今もこうやって微笑を浮かべてどこかを見つめている。 普段は全く笑わないくせに

しまった、心の音が出てしまった......まずい、殺される！！

俺はてっきり、激怒されて鞭で打たれたり苦痛の魔法を浴びせてくるのかと思っていた だが今は機嫌が良いのか、何かにほれぼれした顔つきで私の質問の意味について考えている

魔法界最凶の男

枢軸組

2人とも、酷く疲弊してるように見えるんね......なんだか深刻な感じだけど、何があったんだろ

変なところでイタ王は空気を読むんだよな......有難いようなそうでも無いような

フィンランド

フィンランド....白い髪で青い瞳をしている。一見細身で筋肉は無いように見えるが、腕と足の筋肉を見ると鍛え上げられているのが分かる 私が凝視しているからか、当の本人は気まずそうに目を逸らしている

ドクン...ドクン....

ドクン...ドクン...

苦しい....動悸が酷くて上手く息が出来ない、それに胸が締め付けられるように痛い！！

ドクン、ドクン、ドクン！

バタン！

ある場所

呪いと持病で上手く動かせない体を起き上がらせる 辺りを見渡して、すきま風が無いか確認する。だが、窓やドアはしっかり締め切っており、鍵もちゃんとかかっている

言うことを聞かない体を心の中で叱咤して、1歩ずつ進む。杖があればなんとか歩けるが、なければ赤子のように崩れ落ちる

そして、ドアに手をかけて鍵を開けた。ゆっくり外側へと押し出すように開ける

持病と呪いで体の自由はかなり奪われている。だが、五感は昔のように人より敏感で、特に目と耳には自信がある

私は、ドアのすぐ側にある壺に目を向けた。なぜなら、その壺が微かに揺れているように見えたから 触ってみる。やはり、微かに振動が感じられる

私は転けそうになりながらも急いで外に出る準備をした。第2の息子から絶対に出るなと言われているが、それどころではない ......この時が来てしまった 私の予想が合っていれば、おそらく今の日帝は魔法が使えない。 なぜなら、備蓄期間だからだ。大きな事が起こる。魔法界全体を巻き込む

ダンｯ！！！

私は必要最低限の物だけ持って、箒で空に飛び立った。1秒でも早く日帝の元に行かなければならない。場所は分からないけれど、探し出さなければ、！

その手紙には、一言だけ書かれていた とんでもない、一言が

『東洋の力がもうすぐ目覚める』

連合組

？？？

『？？？、そろそろです』

『そちらにいるでしょう？攫いなさい、満月の夜に』

日帝chan...♡

魔法学校 (図書室)

ヒュ〜....

枢軸組 (廊下)

枢軸組 (イタ王の部屋)

コンコンｯ！ (ノック音)

枢軸組 (庭)

もしかして、見えてはいけないものが見える子供なのでしょうか？純粋な子供は " 見える " って言いますし。 一生懸命暗い茂みの所を指さしますが、どう見ても誰もいません

枢軸組

そういえば、先輩たちと話してる時に酷い動悸がきて、それで......

ナチに送られた 光のフクロウの記憶

現在

ナチは、真剣な眼差しでioを見た。ナチは、日帝ちゃんが枢軸組に来てから随分変わったんね 守りたい人が、やっとナチにできたんだね

数日後

数日前に起こったことが無かったかのようにいつもの日常に戻っています。僕は一安心していました。

......海くんからあの一言を聞くまでは

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀﾀ

タタタタタタタタタタ

タタタタタタタタ

ダンッ！！！

いなくなった