TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

俺はあの夏、友人の優と車でドライブに行った。 これは、その時にくぐったトンネルでの出来事なんだが、今から話そう。

俺達はそのトンネルに入り、いきなり重々しい空気を感じた。 これはヤバいと思い、優はアクセルを強く踏み、スピードをあげたそうだ。しかし、かなり長いトンネルだったから中々出れなかった。

しばらく走っていると、いきなり外側からドンドンと叩く音がして、俺達は肝を縮めた。 更には運転している優の右側の耳元に子供の声で「こっち向いてよ」と言われたらしい。 その時優は、

(絶対向くわけないだろ!)

そう思ってたらしい。 その後、俺は流石に痺れを切らして、誰にいうかでもなく、叫んだ。

ゼル

ふざけるなよ!
お前らいい加減にしねぇと冥界送りにするぞ!

そう言うと、鳴っていた叩く音は止み、俺達は無事トンネルを抜けた。その後立ち寄ったコンビニで俺達が車を見ると、

手形が沢山ついていた。

仕方なく、俺達はコンビニで洗車に使えるものを買い、その場で車を洗い始めた。 しかし、運転席の子供ぐらいの手形だけは外側から消えなかった。 そして、俺達は確信した。

ー入ってきてたんだな、と。

この作品はいかがでしたか?

38

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚