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前回の復習

ヘリに腹をぶつけた姫川はなんとかして生きています(((殴

もっとちゃんというと拉致られました(我が子が←)

1話から見た方が絶対楽しいよ((当たり前だわ

ではどーぞ

トントン

………

あのあとひとまず解散し、署内はパニックになっている

しかし署長本人はそこまで苦いかおをしてなかった

まだやれることがあるはずなのに…と残念そうにみんな帰った

怪盗直々お出ましだ、そりゃ帰宅になるやろな

トントン

……グルさん、なんか?

静かになった資料室で怪盗の資料を貪りつつ考えていた

トントン

はえー忙しいわあ

俺がまだ、下っ端の新米警官だった時

頼れる相棒がいた

???

何してるんだゾ

トントン

グルッペンやん、てかお前も手伝えや

グルッペン

俺は今からケーキ食べに……

トントン

あ゛?逃すと思ってんのか??

グルッペン

ひぇー手錠はやめてクレメンス

いつもこんな茶番をしながら俺たちは仕事をこなしていった

???

ははぁ、またやってんの笑

資料を両手にやってきたこの人は

トントン

兄さん!

グルッペン

兄さん!!

兄さん

同時に呼ばれるとなんか恥ずかしいよ

兄さんは俺たちの上司で

仕事がこなせる有能

右手になれるくらいの実力だった

頼りになる彼が本当に俺の上司で良かったと思った

グルッペン

最近物騒みたいだな

憩いの場(休憩室)にてテレビを見ていたグルさんがボソッと呟いたのを見逃さなかった

トントン

ん、何が?

グルッペン

ほら

テレビに映っていたのは、世界ニュース!!みたいな特番で

泥棒の話が流れていた

グルッペン

世界には財宝がたくさんあるだろ?

グルッペン

狙われやすいんだよ

トントン

へー

経験があるかのようにいうグルさんを疑問に思いながら

兄さん

あ、いた2人とも

兄さん

もう休み時間終わりだよ

兄さん

早くきてよねー

グルッペン

トントン

はーい

楽しく、過ごせてたんだ

だけどある時事件は起こったんや

トントン

貴族の護衛任務か、めんどいなぁ

グルッペン

金持ちは物騒になるからな

トントン

?ああ、うん…

わからなかっだが頷いた

それに、なんのために護衛なんか……

ウウウ〜!!!

トントン

いっ!

グルッペン

警報だ、侵入者がいるゾ!

突然サイレンが鳴り響いた

兄さん

『2人とも追いかけるよ!』

トントン

『はい!』

グルッペン

『任せろ!』

護衛している貴族の部屋まで全速力で走る

今回は貴族を守るのが主本で俺たちはただの護衛

だから犯人を追うことはできない

バン!(扉を開ける音だよ)

トントン

大丈夫ですか!?

貴族

きゃっ…

中を見ると貴族が怯えていた

目の前には黒い服に黒いズボンという黒ずくめの男が

銃を片手に持っている

グルッペン

っ…くそ…!

トントン

グルさんは、援護呼んできてくれへん…?

トントン

ここは、俺がなんとかする……!

グルッペン

……わかった

さすが相棒だ、何かを感じ取ったように俺に背中を向けた

貴族

ひぃ、はぁ……

貴族は怯えている

???

………殺す

トントン

やめろ、その手にもってる銃を投げ捨てろや

銃を男に構えた

???

邪魔者だ……

こちらを覗くように見た

トントン

………!

こちらに向けられた威圧的な怨念のこもる目に圧倒された

手が震える

???

けっ…ビビってんのかァ…?

トントン

貴族を解放しろ……

絞り出した声は震えていた

???

俺はこいつを殺すことが

???

“任務”なんでね

トントン

任務…?

???

おっと、喋りすぎたかもなァ

???

お前と会話できて楽しかったぜ

貴族

ひっ…!

俺と話している隙をねらい、四つん這いで逃げようと走る

???

お、逃げるのは無しだぜ

バァン、と無慈悲に乾いた音が鳴り響く

トントン

あっ…

貴族

う゛っ……

その1発で仕留めると男は不気味に笑って

???

俺を撃たなくていいのか?

???

俺はいま人殺しをしたぞォ!!

???

ビビってんのか、逮捕しなくていいのか??

トントン

………っ

拳銃をさっきより力を込め構える、が震えが止まらない

いま、目の前で命が終わった瞬間を見た

冷や汗が止まらないのがわかる

???

なーんにもできない無能警官…

???

警察を知れたもんじゃないなァ

???

ま、精々頑張ってくれ

トントン

ぁ、…ちょまちやがれ!!!

そいつは窓を割ると二階建てだというのにすんなり着地して闇に紛れてしまった

トントン

は……

俺は守れなかったことと命の終わる瞬間を見てしまった絶望から

座り込んでしまい、立ち上がる気力すらなかった

意識すら、飛んだんじゃないか

何分ぼーっとしていただろう、聞きなれた声に起こされた

グルッペン

おい!トントン!!

グルッペン

どうした、何があったんだゾ!!!

トントン

んぇ…ぐるっ、ぺん……

グルッペン

どうした…

トントン

俺……

そのあとはなんとかグルッペンに起こされ

肩を支えてもらいながら署内に帰った

そのあと俺は署長に呼ばれめちゃくちゃ叱られた

当たり前だ

だから俺は、辞めることも考えた

なのにあいつは……

トントン

は?なんで!?

グルッペン

だから俺、辞職する

トントン

なんでお前が辞職するん!!?

グルッペン

んーなんとなく?

トントン

は?ふざけんなよ

グルッペン

とりあえず、気を強く持て

グルッペン

お前に俺の分まで頑張って欲しい

トントン

そ、んなおれは…

辞めるつもりだったのに……

グルッペン

辞めるとか変なこと考えてないよな

トントン

………!

グルッペン

お前に託すゾ、俺の分まで

最高の相棒に背中押されたら…

トントン

うん……

続けるしかないじゃん

俺がいまこうして、新しい仲間といれるのも

あの日のトラウマに負けてないのも

全部あいつのおかげだ

なのに、あいつはどうして……

トントン

怪盗なんか、やってるん……?

ポツリと響いたその声は誰にも届かなかった

この作品はいかがでしたか?

513

コメント

14

ユーザー

毎回お二人の合作を見ながら涙させて頂いてます続き楽しみです^^*

ユーザー

うっわぁぁぁ…

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