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ラストラブレター/moon drop

⚠️エセ関西弁⚠️

◯◯

角名、おはよ!

角名倫太郎

おはよ

長いまつ毛に赤いリップ

宮侑

相変わらずちっこいなぁ

◯◯

うっさいわ

宮治

成長期やんな

◯◯

せやで、まだ伸びるし

高い声に低い背丈で

男子1

なぁ、あれが噂の
◯◯先輩ちゃう?

男子2

あれはたしかにえらい
べっぴんさんやなぁ・・・

誰も彼もが振り返る

角名倫太郎

((相変わらずの人気と知名度だな))

手が届かないのは分かってんだ

意外と繊細なハートの

◯◯

私やってまだ伸びるし・・・

あの娘の全てを知りたいな

宮治

彼氏と身長差出来てええやんか

角名倫太郎

え、彼氏いたの

◯◯

内緒!ニコッ

意地悪な微笑みひとつ

角名倫太郎

((あんだけ可愛かったら
彼氏くらいいるよな))

見事に僕の心をさらっていった

角名倫太郎

((ねえ返してよ))

返してよ

こっち向いてよ

◯◯

私だっていつか背伸びるし?

◯◯

角名を見下ろすくらいには
伸びてやるわ

角名倫太郎

それは流石に無理でしょ

手のひらで転がされ

◯◯

やっぱり?

◯◯

流石に無理やんな

◯◯

アハハ

踊らされても

角名倫太郎

でも女子って上から
見る方が可愛いんでしょ

◯◯

せやでー

◯◯

じゃあいつでも可愛いところ
見てもらうためにこのままで
いないとあかんな

角名倫太郎

((何もしてなくても可愛いのに))

お座りして待ってるから

◯◯

◯◯です、
よろしくお願いします!

角名倫太郎

((背ちっちゃ・・・))

◯◯

ニコッ

角名倫太郎

((あっ・・・))

目が合った時に

角名倫太郎

((可愛い・・・))

きっと気付いてしまったんだ

角名倫太郎

((一目惚れ・・・か))

ずっと君を待ってたんだよ

女子1

◯◯ちゃんと角名くん
仲ええけど付き合っとるん?

角名倫太郎

え、いや

曖昧で

◯◯

どうやろなぁニヤニヤ

女子1

え?!付き合っとるん?!

◯◯

付き合っとらんわw

気まぐれな

角名倫太郎

((そんな関係のまま
じゃいられないな))

◯◯

このノート重いなぁ・・・

◯◯

なんで私が
全員分提出を・・・

角名倫太郎

重そうなもの持ってるね

角名倫太郎

貸して、持つよ

◯◯

え、かなり重いけど・・・

カッコつけたい時に限って

角名倫太郎

あっ、結構重い・・・

◯◯

だから言ったやんw

◯◯

半分ずつ持たん?

ダサくてごめんね

角名倫太郎

((ってそもそも見てもないかな))

もしも次生まれ変わって

◯◯

角名はヒョロヒョロやもんな

◯◯

もっと筋肉付けなあかんよ!

また巡り会えたなら

角名倫太郎

これでも一応男だから
ヒョロヒョロはちょっと・・・

◯◯

それもそうやねw

僕はあの娘の心の

◯◯

宮くんたち力強いもんなぁ

◯◯

ゴリラなんちゃう?w

角名倫太郎

間違ってはないよ

角名倫太郎

((一番になれるかな))

その笑顔が その優しさが

角名倫太郎

俺にだけのものであればな

枕に顔をうずめては

角名倫太郎

バカバカし・・・

赤くなって正気に戻っていった

頭捻って絞り出した言葉

角名倫太郎

一目惚れしたんだ、

角名倫太郎

俺と付き合ってください

◯◯

ごめん、私彼氏おるんよ

目の前で打ち砕かれ

角名倫太郎

そっか

◯◯

私宮くんと付き合っとるんよ

真っ白になんのがオチだろ

角名倫太郎

夢か・・・

◯◯

角名、部活は?

角名倫太郎

うわっ?!

角名倫太郎

び、びっくりした・・・

宮治

角名部活行くで
いつまで寝とんねん

角名倫太郎

((寝起きにこの2人の顔
見ることになるなんて・・・))

もう逃げ出しそうだ

角名倫太郎

誰かに取られるくらいなら
いっそ振られた方が良いよな

カリカリ…

机に向かって走らせたペンの

角名倫太郎

まさか自分が手紙書くことに
なるとは全く思わなかった

行く先は天国か地獄か

角名倫太郎

振られるよな、多分

角名倫太郎

でも、

勝算はないが降参もなしだ

ここで朽ち果てるなら本望だ

会って目が合った時に

◯◯

あ、角名おはよ!

◯◯

ニコッ

角名倫太郎

おはよ

きっと気付いてしまったんだ

角名倫太郎

可愛い・・・

ずっと君を待ってたんだよ

◯◯

え?何か言うた?

角名倫太郎

・・・いや何も

グシャ…

くしゃくしゃに丸めては

角名倫太郎

今日も元気だね

◯◯

元気だけがあたしの
取り柄やから!

渡せずじまいの気持ち止められない

◯◯

ここどこやろ・・・

キョロキョロ…

◯◯

初日なんやから
迷子なるんは当たり前やん・・・

ドンッ!!

ドサッ…

角名倫太郎

あっ

って時が止まった時に

◯◯

ごめんなさい!

◯◯

大丈夫ですか?

角名倫太郎

転校生の・・・

◯◯

同じクラスの
角名くんやんな?!

きっと聴こえてしまったんだ

◯◯

足捻ってもうた・・・

◯◯

角名くん、肩貸して

角名倫太郎

えっ、あ、うん

ぎゅっと胸が締まる音を

勘違い

それでいい

最後に黙ったままじゃ終われないな

宮治

角名、自分、◯◯のこと
好きなんちゃう?

◯◯

何の冗談やねんw

もう出たとこ勝負だって

◯◯

そんなわけ

角名倫太郎

あるよ

◯◯

え?!

宮侑

はぁ?!

宮治

ホンマに?!

角名倫太郎

転校してきた日に
一目惚れした

角名倫太郎

もし良ければ俺と
付き合ってください

振りかぶってフルスイング

宮治

距離近いとは思とったけど・・・

◯◯

ちょ、ちょっと考えさせて

タタタッ

空振って尻餅ついて

角名倫太郎

人を好きになることって

最高に最悪だな

宮侑

告るんならもっと
ムードってもんをな・・・

宮治

振られるんちゃうか?

いつまで経っても

角名倫太郎

かもね

角名倫太郎

振られても諦める気は無いけど

頼りないこんな僕だけど

◯◯

はぁ・・・どないしよ・・・

角名倫太郎

おはよ、◯◯

◯◯

角名っ?!

角名倫太郎

返事、考えてくれた?

◯◯

まだ、友達のままでいたいねん

角名倫太郎

分かった

あの娘好みの僕に

いつかなれますように

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