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それから スタッフさんには外に出てもらった

メンバーだけで話し合いたかったから

SnowMan

……

ほんとに誰も知らなかった?

SnowMan

うん

ラウール

あべちゃん……一人で悩んでたってこと?

こーじ

悩んでたことなんて、1ミリも知らんかった

さっくん

分からないように振舞ってたんでしょ

ふっか

……

ふっか

それに何も気づけなかった

ふっか

分からないように振舞ってても、

ふっか

人間の体なんて正直なんだから

ふっか

ちょっとおかしい所とかあったはずなのに……

ふっか

それに俺は気づけなかった

舘様

「俺は」じゃなくて、「俺たちは」

めめ

これからどーします?

ふっか

……

ふっか

ごめん。俺

ふっか

あべちゃん探しに行く

え?ふっか?

バタバタ

さっくん

俺も行く!

やめとけって

心配なのはわかるけど

もしも見つけたとして

俺たちが何を言っても

あべはそんな生半可な覚悟で辞めたわけじゃない

少し時間を置いた方がいいと思う

SnowMan

……

さっくん

でも、

さっくん

……

さっくん

あべちゃんがいないのに

さっくん

仕事するの?

めめ

あべちゃんのこと、みんなに言うんですか?

言わないとダメだろ

SnowMan

……

しょっぴー

ふっかは?

しょっぴー

どーする?

俺が連絡入れとく

多分適当に突っ走ってっただけだから

すぐ戻ってくると思うよ

ふっか

ごめん。俺

ふっか

あべちゃん探しに行く

そう言って俺は部屋を飛び出した

後ろで佐久間が何か言ってたけど

聞こえないふりをした

とにかく今はあべちゃんの 元に行きたかった

あべちゃんに謝りたかった

辛かったのに気づいてあげられなくて ごめん

同期なのに……

相談に乗ってあげられなくて ごめん

抱え込ましちゃって ごめん

そう謝りたかった

俺は何も考えることなく あべちゃんの家に向かった

合鍵だって渡されてた

「いつでも来ていいよ」

なんていつもの笑顔を見せながら

1週間前にも 家に行ったのに

あんなに普通に 笑って話してたのに

なんにも気づけなかった

そんなことを思いながら

俺は全力で走った

スタッフさんが言ってたことは 嘘だって

引越しだってしてないし 退所だって、してない

家に入ったら

「あれ?ふっか?どーしたの?」

ってあべちゃんが出迎えてくれる

そう信じたかった

マンションについて

俺は急いで合鍵を出した

手が震えて上手く鍵穴に 入らなかった

それでも何とか鍵を開けて 中に入った

あべちゃんがいると信じて

やっぱりあべちゃんは いなかった

でも、家具は全部置いたままだった

本棚の中とかには何も入って ないものの

あべちゃんか使ってた ソファとかテレビとか

全部置いたままだった

だから、あべちゃんが出ていった という現実を受け入れられなかった

家具も全部なかったら まだ受け入れられてたかもしれない

けど、家具があるってことは 戻って来るかもしれない

そう思いながら 全部の部屋を見て回った

あべちゃんの机の上には 教科書とか本とか 沢山並べてあったけど

それも全て無くなっていた

それを見て

出ていったんだなってことが ようやく理解してきた

何も考えることが出来なった俺は

ソファに腰掛けた

しばらく一点を見つめていたら

机の上に封筒があることに気づいた

そこには俺の名前が書いてあった

俺は破る勢いで封筒を開けた

ふっかへ

ふっかがこれを読んでるってことは スタッフさんから聞いたのかな?

急に辞めるってなってごめん

同期なのになんにも相談せずに 決めてごめん

ふっかも同じくらい 辛い思いをしてるって分かってるけど

もう疲れちゃった

それでね、ここから引っ越す事に 決めたんだ

みんなの前から姿を消そうと思って

俺のことを忘れて欲しくて

だから、みんなに手紙を残すことも やめたんだ

でもふっかには1つお願いがあって

合鍵を渡してたから ここに来るかなって思って この手紙を残しておきます

お願いって言うのは

ここに住んで欲しい

こないだ一緒に家で飲んだ時 言ってたよね

引越しを考えてるって 俺の部屋みたいな所に住みたいって

なんなら俺の隣に住みたいって

俺の家が落ち着くって

ちょっと気持ち悪かったけど 嬉しかった

だからね、この部屋を使って欲しいんだ

ソファも座り心地が好きって言ってたし

もう半分くらいふっかの家みたいな 感じだったし

ふっかのものは残しておくから

録画してあったやつも 全部残してあるから

ここに住んで欲しい

家賃の心配はしないで!

だいぶ先まで払ってあるから

ここに住んでくれれば

俺も嬉しいし ふっかが新しいところ買って住むより

負担が減るでしょ?

ふっかが嫌じゃなければ 譲り渡すよ

もしも もう違うところを買ってたとか

ここは嫌だってなったら 解約しといていいから!

合鍵も大家さんに渡しといて

それを伝えたくてこの手紙を 残しておきます

お願いはこれだけ

じゃあ これからも頑張ってね

陰ながら応援してるよ

最後に

ほんとにごめんね

阿部亮平

ふっか

……

ふっか

なんで……

ふっか

なんで最後まで優しいんだよ

ふっか

突き放してくれれば呆れて忘れてくれるかもとか思わなかったのかよ

ふっか

そういう所ホント真面目だよな

ふっか

……

ふっか

住めるかよ……

ふっか

こんな家

ふっか

……

ふっか

あべちゃんとの思い出が

ふっか

沢山あるこの家に

ふっか

一人で住めるかよ

ふっか

どうせなら

ふっか

一緒に住みたかった

ふっか

……

ふっか

あべちゃん……

俺はその時気づかなかったけど

小さくもう1文書いてあった

正直言うと ふっかとの思い出が沢山詰まってる この家が

他の知らない人の家になるのか

ちょっと嫌だったんだ

七瀬

どーも七瀬です!

七瀬

今回ちょっとBLっぽくなっちゃった!

七瀬

こういうの嫌いな方ほんとにごめんなさい!

七瀬

続きはいつになるかな?

七瀬

ちょっと時間がかかるかもですが

七瀬

待っててくれるとありがたいです!

七瀬

今の時刻(2020/11/09 午前1:57:51)

七瀬

さて、

七瀬

寝ますか

七瀬

おやすみなさい!
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