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満たされてく空っぽな愛。

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満たされてく空っぽな愛。

第1話 - 1話

37

2025年01月06日

#BL

#創作

#stpr

#橙くん主人公

なむたろー。

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37

なむたろー。

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橙

……ん、、(ﾊﾟﾁｯ

橙

ふわぁっ……、、)

橙

来たか、朝……。

俺の名前は小日向橙。

普通の男子高校生だ。

周りと違うことといえば……、、

俺は虐められている。

橙

おはよ……、、

橙

……。

朝起きて、リビングに下りると、

誰もいない空間が静かに流れる。

母も父も、仕事が忙しくて、

ほとんど家に俺以外いない。

橙

朝ごはん……、、

橙

いいや。

基本、朝はする事がない俺は、

いつもより早めに家を出ることにした。

ガラッ

橙

……。

大体、自分の席に行くと、

悪口が沢山書かれた机と、

沢山痛めつけられた椅子がある。

橙

(ｶﾞﾀｯ

……そんなの、もう慣れたから、

どうでもいいけど。

え〜この問題は〜…

小日向に解いてくれ。

橙

……はい。(ｶﾞﾀｯ

橙

ﾄｺﾄｺｯ……

橙

ｶｷｶｷ…、、

橙

…解けました。

橙は流石だな〜

じゃ、次の問題も頼む。

橙

……はい。

橙

ｶｷｶｷ…、、

橙

…出来ました。

流石だな〜

橙

…ありがとうございます、

授業中はほとんど当てられ、

黒板に書かれた問題を解く。

両親が厳しく、

友達もいないこともあり、

家で勉強する時間は沢山あるから、

成績はいいほうだ。

くそもぶ

ﾎﾞｺﾎﾞｺｯ…

橙

……。

そして、俺は放課後殴られる。

なんで殴るのか分かんないけど、

俺はストレス発散道具なんだって、

毎日言われる。

くそもぶ

ﾎﾞｺﾎﾞｺｯ…

橙

……。

もう、慣れたから……、

どうでもいいけど。

橙

ﾄｺﾄｺｯ……

その後はいつも1人で帰ってる。

友達同士で帰る皆を見て、

羨ましい……なんて、思いながら。

橙

……。

たまには、少し寄り道しようかなと、

近くの海に行くことにした。

橙

……。

海に来た俺は、崖の上に座り、

昔のことを考えている。

橙

……懐かしいな、(ﾎﾞｿｯ)

橙

昔、よく親と来てたなぁ……、、

橙

ﾎﾟﾛｯ…)

懐かしいと寂しいの感情が溢れ、

1滴、2滴と涙がこぼれる。

橙

俺、必要とされてんかな……、、

橙

ってか、俺ってなんだっけ……？

橙

あ。ストレス発散道具……？

橙

いやや、そんなんっ……、、

橙

……。

橙

俺、もう空っぽやん笑

橙

……もういっか。

橙

ｽﾞﾙｯ……、、

橙

…さようなら。

俺の人生、何もなかったなぁ……、、

空っぽな人間で、

誰にも愛されなくて、

1人でただ4んでいく……

橙

……。

続く

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