食堂につき、扉を開けて総統様を中に入れる。そこには幹部様が全員揃っており、専属メイドが幹部様の後ろに控えている。総統様は机の誕生席に座り、私はその後ろに控える。
食堂を担当しているメイドがワゴンに料理を乗せて歩いてくる。それを私たち専属メイドがそれぞれの主の元へ持っていく。私たちはその時に銀の皿を見て毒がないか等を見るのだ。
ことみ
グルッペン
皿を総統様の目の前に置くと、また後ろに戻り、待機する。食べ終わるまで待って総統様が席を立ったと同時に動き出す。
専属メイドの行動は幹部様によって人それぞれだ。後片付けをほかのメイドさんに任せ、幹部様のおそばにいるメイドさんもいれば、後片付けをして他の仕事に移るメイドさんもいる。今のところ全員後者だ。
私は食器を食堂に片付けたあと、総統様のお部屋に戻る。
総統様はこれから総統室にて書類をなさるのでお昼まで部屋に帰ってこない。というか、書類を溜めすぎて夜まで戻ってこない。
ことみ
誰もいないであろう部屋にもしっかりと挨拶をして扉を開ける。これからするのはお部屋のお掃除とベッドメイキングだ。
まず、あまりシワがよってないシーツと布団を引っぺがし、シワを正す。ベッドの枠とマットレスの間にシーツを入れ固定し、掛け布団をその上に乗せたらベッドメイキングは完成だ。
次は掃除。上から下に、はたきを使い棚のホコリを取って、床を幹部のロボロ様率いる機械創造科が作ったそうじきとやらで床のゴミを吸い取っていく。これが楽で腰が痛くならない。
総統室の掃除は週一でやる事になっているのでお昼まで2時間ほど余った。お昼は12時ほどに始まるのでどこかで時間を潰そうか。
?
私にそう声をかけてきたのはよくここを出入りする情報屋であり、私をここに連れてきてくれた恩人でもあることに様だ。
薄紫色の髪をハーフツインにして黒い目をしたいつ見ても若く見えるが、実際のところ、年齢はわかっていない。
ことみ
ことに
ことみ
ことに
ことみ
?
すると、ことに様の後ろから誰かがかけてきた。
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