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とりあえず今日は家に帰るか…

ただいま……

って誰もいないのか……

(もし、優春(やよい)が死んでなかったら…一緒にこの家に住んでたのかな…?)

おかえり!

笑顔で僕に、向かって言う優春(やよい)を思い浮かばせ、また涙が流れ出す

あ……

……ひっく…うっ…く…ひっ……っ

もう…泣いても……誰も……声なんて…掛けて…くれないんだな……ッッッ

『おかえり』 を言ってくれる優春(やよい)がいなければ 『大丈夫ですか?』 と声を掛けてくれる優春(ゆはる)もいない

なぁ…神様…

もし、あんたみたいな屑がいるんだったら…この世界は終わりだよ……ッッッ

はぁ……

とにかく…開けてみるか……

花が…!!

音田 響様へ ・・・ 初めて手を繋いだ場所… この薔薇どこかで見たことがありませんか?

確かに……でも…思い出せない……何処だっけ…?

私はもちろん、貴方も出入りしたことがある場所です

出入り…?

普通出入りって言葉を使うか…?

!!!

そうか…そういう事か…!

答えは…

優春(やよい)の家だ!

今、行ったら流石に迷惑か…

明日朝一の新幹線で向かうとするか…

翌日

…ん…朝か…

(お義父さんとお義母さんもきっとこの悲しみから立ち直れてないはず…)

それに…僕が…僕が助けてあげれなかったから…

(きっと…この手紙のこと話しても信じてくれないけど…)

けど…行ってみる価値はある…

そうして僕は準備をして、 優春(やよい)の実家へ向かった

………いってきます……

いってらっしゃい!

えっ…?!

って…いる訳がないだろ…

(ふぅ……結構疲れが溜まってる……)

(まぁ…そりゃそうか……)

(優春(やよい)を亡くし、優春(ゆはる)に会ったと思えば優春(ゆはる)も消えて……また失ったと思ったら手紙が届いて…そこから無我夢中に探し続けていたから…無理もないな…)

(少し寝よう……)

・・・

???

ん…ゃん…ちゃん…ーちゃん……ょーちゃん…きょーちゃん!

え…?!

優春(やよい)?!優春(やよい)なのか?!返事をしてくれ!

……ゃよい!やよい!

ぁ…なんだ夢か…

(夢見が悪いな…)

(アナウンス) 次は〜 次は〜です お降りの方は………

着いた……

【完結済み】君の四十九日_彼女の手紙_

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