一覧ページ

もしもの世界線

第10話 - 第10話ごめん

106

2024年04月06日

#太中

#太中なのだろうか

#初投稿

あり@駄作製造機

主

注意⚠️
太中
死ネタ（まだ死なぬ！）
キャラ崩壊
口調迷子

主

毎回死ネタ書いてありますが
死ぬのは最終話辺りです

主

（ネタばれになってしまったらすみません！！）

主

ではどうぞ！

太宰

中也

太宰はリビングで料理中の中也を待っていた

太宰

（ボー

キッチンからは中也が料理をする音が小さく聞こえる

太宰

（中也が疲れているはずなのに私がこんなんでどうするんだ）

太宰

（あーあ、料理くらいできるようにしとけばよかった）

太宰

（ていうか、中也優しすぎない？）

太宰

（散々酷いことしてきた相手にここまでする？）

太宰

（普通なら疲れてるのに不法侵入してくる奴に料理出さないよ）

太宰

（優しすぎるんだよ……）

太宰

手伝えることあるかな、

太宰が様子を見に行こうと立ち上がった時丁度キッチンから声が聞こえた

中也

いたっ

普通なら気づかないほど小さな声だったがそれでも太宰は聞き逃さなかった

太宰

……中也？

太宰は驚きつつ、急ぎながらキッチンに向かう

太宰

中也？！

太宰

大丈夫??

そこには指からダラダラと血を流す中也がいた

驚きで見開かれた目は涙で潤んでいた

中也

ぇ……？

太宰

こんなに切れてしまっているじゃないか！

太宰

早く手当てを、

中也

ぁ、ごめ

中也

ごめん、

太宰

え？

太宰

なんで謝るのさ

中也

だって手間かけさせちまった

中也

料理ごときで失敗して迷惑かけるなんて

中也の体は小刻みに震えていた

太宰を見上げるその目は恐怖に満ちているように見える

太宰

（嗚呼、そうか）

太宰

（私はここまで中也を気づつけていたんだね）

太宰が数秒でも無言になったのが怖くなったのか中也が少しの沈黙を破った

中也

お、俺は大丈夫だし、手前は座っててくれ

中也

どうせこれくらいならすぐ治るだろうし……

太宰

駄目だ、手当はしないと

中也

で、でも

抗議する中也の声を無視して太宰は中也をリビングへ連れていく

太宰は中也をソファに座らせ、手当に必要なものを探し始めた

太宰

（確かここら辺に救急箱があったはず……）

その間にも中也は恐怖で体を強ばらせていた

太宰

あった、

太宰

触るよ？

太宰

ちょっと痛いかもしれないけど、じっとしてて

太宰は手馴れた手つきで手当をしていく

中也は言われた通り動かなかった

太宰

できた

太宰

大丈夫？

中也

あ、嗚呼

中也

すまない、ありがとうな

中也はぎこちない、強ばった笑みを浮かべた

太宰

謝らないで、

太宰

何も無いならいいんだ

中也は驚いた

今まで怪我をすれば無視するか馬鹿にするかだった太宰が自分の心配をし、手当をしたのだ

太宰は中也の気持ちがわかったのか怖がる中也を優しく抱きしめた

太宰

ごめん、ごめんね

中也

え？

太宰

今までごめん……

中也は急な出来事に驚き、頭が追いつかないようだ

中也

なんで謝って、

太宰

だって私今まで凄く酷いことを君にしてきた

太宰

君がこんなになるまで追い詰めて、

太宰

（ポロポロ

中也

え、あ

中也

泣くなよ、？

中也

な？

太宰

（私、泣いて心配させて、みっともないなぁ）

太宰

うゔ、

中也

それに、太宰は何も悪くねえだろ？

中也

間違ったこともしてない

中也

ただ俺が

出来ぞ来ないだっただけだ

太宰

え、？

太宰

ち、ちが

太宰

中也は出来ぞ来ないなんかじゃ

中也

いいや、俺は出来ぞこないだ

中也

太宰、手前だってそう言ってただろ？

太宰

あ、

中也

俺がこんなんじゃなけりゃ太宰に迷惑かけなかっただろうし、

中也

だろ？

中也

ごめんなぁ

太宰

ほんとに違う、

太宰

違うんだって…

太宰

（え、なんで中也が謝ってんの？）

太宰

（悪いのは全部私じゃないか、）

太宰

（それなのになんで、なんで謝って…）

中也

無理して気ぃ遣わなくていい、

中也

謝らなきゃ行けないのは俺だし

中也

今まで迷惑かけて不快にさせてごめん

太宰

なんで、なんで謝るの、

太宰

迷惑じゃないから不快じゃないから！

太宰

謝らないでよ…

太宰

そんな

太宰

そんな悲しい顔しないでよ！

中也はぎこちない、どこか悲しそうで寂しそうな笑顔をしていた

中也

悲しい顔なんてしてねぇよ

中也

嘘もつかなくていい

中也

手前きっと疲れてんだろ

太宰

疲れてn

中也

俺は料理作ってくる

中也

手前は休んでろ

中也はそういうと、すぐにキッチンへ移動した

太宰

（ポロポロ

太宰

（私が、今まで出来ぞこないとか迷惑とか不快とか言ってきたから、
だからこんなに自分を否定するようになっちゃったのか、）

太宰

私、悪影響しか与えてないじゃん

太宰

（中也のどこが出来ぞ来ないなの？逆に出来ぞ来ないなのは私じゃん）

主

今回はここまでです！

主

変なところで切ってしまいすみません

主

ご視聴ありがとうございました

主

さよなら〜

もしもの世界線

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

106

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

あり@駄作製造機

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

もしもの世界線

第10話 - 第10話ごめん

作者の他の作品すべて見る

#太中の新着小説
一覧

関連するタグ

もしもの世界線

第10話 - 第10話 ごめん

作者の他の作品すべて見る

#太中の新着小説一覧

関連するタグ

第10話 - 第10話ごめん

#太中の新着小説
一覧