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11 - 第11話 あなたと暖かい日常

♥

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2024年04月22日

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お久しぶりです

大分時間が経ってしまいすみません

学校が始まり、元々体が弱かったこともあり、環境の変化に耐えられなかったのか、体調不良になっていました……

これからもこのようなことが多くあると思うので

本格的にお話が作れなくなる前にこの話を早めに切り上げさせてもらおうと思います

自分勝手で本当にすみません

話が長くなってしまったので、注意事項を飛ばさせていただきます

それではどうぞ

それから少しして、中也は料理を持ってきた

中也

落ち着いたか……?

彼は心配そうに太宰の顔をのぞき込む

太宰

(嗚呼、自分より弱っている中也に心配されるとは、)

太宰

大丈夫、

太宰

ありがとう

中也

おう

中也

料理、冷めないうちに食えよ

太宰

分かった

太宰は料理に口をつけた

太宰

太宰

美味しい!!

中也

そらァよかった

リスのように食べる太宰を見ながら中也は自然と笑みを浮かべた

あたたかくて、優しい笑顔だった

その笑顔に太宰は少し驚いた

太宰

……

太宰

あれ?

太宰

ねぇ中也

中也

ん?なんだ?

太宰

中也は食べないの?

中也は驚いて大きな目をさらに大きく開いた

そして直ぐに目線をそらし

中也

俺はもう食ったんだよ

そう言いながらぎこちない笑みを浮かべる

太宰

(嘘だな)

太宰

(でも踏み入りすぎても良くないか、)

太宰

そっか

深く聞かれなかったことに中也はほっと胸をなでおろした

それから少しして太宰は料理をたいらげた

太宰

ご馳走様でした

中也

ん、お粗末さま

太宰

美味しかった

中也

そうか、気に入ったんなら良かった

中也

じゃあ食い終わったことだし、遅くなる前に帰れよ?

中也

夜は危ねぇからな

太宰

え、洗い物くらいはするよ

中也

いーや、手前はポーとマフィアの元首領だ

中也

そんな奴が歩いてんの見つかったら危ないだろ

中也はそう言って半ば強制的に太宰を帰らせた

家に着いた太宰は今日のことを思い返していた

太宰

(中也可愛かった、)

太宰

ん?

太宰

あれ、今私中也が?可愛いって

太宰

おもった?

太宰

あの中也が?

太宰

可愛い?

太宰は自分でもその考えに驚いていた

相手はあの中也だよ? ありえない!

いや、今まで大嫌いだと思い込んでいただけかもしれない

太宰

……

太宰

(もしかしたら私は中也が好きなのかもしれない)

太宰

(たしかに私は嫌いな相手の心配なんてしないよなぁ)

太宰

(あのおばさんの言ってたことはこれか)

太宰

はぁ

太宰は少し顔を赤くしながらため息をついた

太宰

丁度いい、これからは調子をみにいくついでに好感度をあげよう

それからというもの、太宰は良く中也の家に行くようになった

今では驚く程のあの家事音痴が料理の手伝いをできるようになっていた

それもほんの少しだが、太宰にとっては驚くべきことだった

少しづつ手伝えることが多くなってきた大宰に中也も

中也

手前はやっぱり器用なんだな

中也

すげぇよ

と笑いながら褒めた

太宰

ふふふ

太宰はそれが嬉しかった

でもそれとは裏腹に中也の顔色は悪くなっていく一方だった

内心太宰も焦っていて、どうしたらいいのか悩んでいた

どんなに聞いても中也は「大丈夫だ」の一点張りなので、どうしよもなかった

それに太宰は自分の無力さを感じていた

数日がたったある日、今日も太宰は中也の家に来ていた(不法侵入)

だかま、運が悪く、中也は仕事の時間だったようだ

太宰

ん〜、

太宰

この時間帯ならいつもはいるのにな

違和感を感じつつ、太宰はキッチンへと向かった

家事全てダメだった太宰は、中也のおかげで今では簡単な料理なら作れるようになっていた

太宰

よし、なんか作っておくか!

まだぎこちない手つきで料理を始めた

少ししてできたのは野菜炒め

海苔とご飯も用意して全て完成した

太宰

ふぅ

太宰

これでいいかな?

太宰

味は…

太宰

うん!まぁまぁかな

出来上がった料理をおき、中也を待つ

数分ほどすると、ガチャとドアが開いた

太宰

(帰ってきた、)

太宰

ちゅーやー

太宰

おかえり

中也

ああ、ただいま

中也

中也

ん?

中也

また不法侵入したな!

太宰

え〜いいじゃないか

太宰

君だってお腹すいたでしょ!

太宰

今日は私が作ってみたんだ!!

中也

え!

中也

これ全部太宰が?

料理自体は簡単なものだが、「今まで手伝いしかして来なかったのによくできたな…」 と 感心していた

太宰

ふふ、驚いた?

中也

嗚呼

中也

ありがとうな!

中也はにっこりと笑う

太宰は少し顔を赤らめつつ

太宰

ほら!早くて洗って食べて!

といい、中也もそれに従った

中也

いただきます

太宰

いただきます

中也

🍴(•ㅂ•)ŧ‹"ŧ‹"

太宰

お、美味しい?

太宰は緊張しながら聞く

中也

嗚呼!

中也

すごく美味しいぞ!

太宰

良かった

その後も2人は仲良く食事をした

太宰はそんな日々に

顔色は悪くなる一方だが、もしかしたら何とかなるかもしれない

と考えるようになった

その少しの油断が命取りになるとも知らずに

ご視聴ありがとうございました

今回はここまでとさせていただきます

このお話はあと1話か2話くらいで終わりにします

それではさよなら

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