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ピピピピピッピピピピピッ
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺はスマホのアラームの音で目が覚めた。俺スマホの画面を見てぎょっときた。日比野 莉音からの通知だった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は急いでLINEを開いた。
日比野さん
俺は昨日の夜のLINEを見て思わず「は?!?!」と叫んでしまった
俺は急いで日比野さんに電話をかけた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
ピロリン
俺は電話を切ると頭を叶えた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
でもこんな事している場合じゃない。急いで準備しないと!
髪は軽くセットしていこう。センター分けでいいか?よし!
服装はえっと。日比野は多分清楚系だと思うから俺もカジュアル系に寄せとくか。よし!
俺は速急で準備を終えると、走って駅へ向かった。
タッタッタッタッタッタッ
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は全速力で走った。すると駅前の噴水の所に日比野さんの姿を見つけた。俺は思わず目を奪われた。
想像通りの清楚系の服装に、赤茶色のエナメル質の靴とバック。ベレー帽は秋らしく、色素の薄い薄茶色の髪の毛が日に当たって柔らかいブラウン色だ。 姿勢よく座っている華奢な体に小さな顔には少し大きく見えるマスク。
俺は日比野さんに駆け寄った。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は息切れしているのを悟られないように荒れた息を沈めた。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
スマホで時間を確認するともう12時前だった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
俺はここの辺で1番人気な店に連れていった。
店員
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
店員
案内された席に着くと、店員が持ってきたメニューを開いた。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
ぎゅーーーーん!! 心臓をグッと握り潰される様な感覚が襲った。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
店員
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
店員
日比野さんとしばらく談笑しながら待っていると、料理が来た。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野の喜んでいる姿が物凄く可愛くて思わず見とれてしまった。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
小さな手を合わせて目を輝かせながら言う日比野さんは凄く可愛らしかった。
パクっ日比野さんが食べる。
日比野 莉音(ひびの りおん)
目を丸くして笑う日比野さんは可愛らしくて物凄く尊かった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺たちは軽く会話をしながら昼食を食べ終えた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
満足そうに微笑んでいる日比野さんはとても眩しかった。
PM1時。人の数は凄く多くなっていた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
俺に対してドライな感じも日比野さんらしくて素敵だと思った。
俺は日比野さんの事が好きなのか? 何でだ。他の女とデートしたってこんなにときめく事なんてないのに。
いや違う、俺はもう恋愛なんてしない。あんな思いはもうまっぴらだ。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
考え事をしながら歩いていたせいで日比野さんの事を置いていってしまっていた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
言おうと思ったことをギリギリで押えた。日比野さんが気まずそうに目を逸らしたから。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
少し気まずくはなったものの、すぐに話せるようになった。
ショッピングモールの中は街中程ではないが、人が多かった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
映画館特有の、キャラメルポップコーンのような香りや、ホットドッグのような香りも漂ってきた。
俺たちは最近流行りの映画の券と、 塩味のポップコーン、ドリンクを買うと館内に入った。(俺はコーラ、日比野さんは烏龍茶を選んだ。)
俺達が観た映画は、『同じ場所で違う映画を』という映画だった。
主人公は小さい頃から、一緒の幼馴染がいた。月日を得て、その幼馴染と付き合い、毎日仲良く過ごしていた。そんなある日、遂に彼氏がプロポーズをしてくれた。主人公は凄く喜んで、今すぐにでもOKを出したかった。でも主人公は照れ隠しで、「考えさせて!」と言った。その日。普段は同居している彼氏だけど、「俺が居たら考えずらいだろう」と家を開けてくれた。
その日の夜、電話がかかってきた。大きい病院からの電話で、主人公に嫌な予感が走った。予感は的中彼氏は交通事故に合って意識不明の重体という事を伝えられた。主人公は急いで病院まで向かった、彼氏は一命は取り留めた物の、記憶喪失になってしまった。
この先は主のプロフィールで、『同じ場所で違う映画を』っていう連載を作ってるから、気になった人は読んでみてください📖📱🤍
映画のラストは本当に感動もので、俺は涙腺が崩壊しそうだった。隣に座っていた日比野さんも眉を八の字に歪めていた。色素の薄い宝石のような瞳は潤みを帯びていた。
映画は終わり、日比野さんは少し泣いていたように思えるが、俺はギリギリ泣くのを抑えられた。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は知っていたけれど知らこい反応をした。映画中に日比野さんの事を見ていたのをバレないように。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
「可愛かった。」と言おうとして俺は辞めた。何故か言えなかった。いや、軽はずみで言いたくなかった。
俺はどうしたんだ。日比野さんに出会ってから、まるで自分が自分じゃないみたいだ。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺達は、日比野さんの指を指したお店に入った。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺が選んだのは、白の少し薄目の生地の7分袖のブラウス。それにラベンダー色で上品なバックリボンのワンピースにした。
日比野 莉音(ひびの りおん)
少しして、出て来た日比野さんに、俺は見とれてしまった。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
日比野 莉音(ひびの りおん)
ついに冗談を言ってくれるようになったのが凄く嬉しかった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
へにゃっと笑う日比野さんは可愛過ぎた。この笑顔が見れるなら何でもしてあげれる。
俺が会計を済ませ店を出ると、あいつが声をかけてきた。
芹那(せりな)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
芹那(せりな)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
芹那(せりな)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
芹那(せりな)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は一刻も早く芹那に立ち去って欲しかった。芹那に「どういう関係?」と聞かれた時に、「ただの友達」だと言いたくなかったからだ。
俺が日比野さんの方を見ると日比野さんは気まずそうに目を逸らしてしまった。何故か心臓がギュッと締め付けられるように苦しくなった。
俺と日比野さんは歩き出した。
他の女に冷たく目を逸らされたって傷付くことなんて無いのに。いや、他の女は俺と目が合って目を逸らすなんて事しない。俺を傷つけきれない。
なのにあの子は何でそう出来るんだ。 他の女とは決定的に違う。
俺は日比野さんの事が好きなのか? そんなはずは無い。 なのに何故あの子の事になると繊細になってしまうんだ。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
気付いたら俺は1人で歩いていた。 考え事をしすぎてまた日比野さんを置いていってしまった。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
俺は走って探し回った。
タッタッタッタッタッタッ
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
探しても見つからない。
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
その時後ろの方で声がした。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野さんは潤みを帯びた瞳で俺の方に向かって走ってきていた。
呼吸を荒くしながら、走って、俺の方に来てくれた。
日比野 莉音(ひびの りおん)
立花 龍斗(たちばな りゅうと)
日比野 莉音(ひびの りおん)
俺の姿を見つけて、駆け寄ってきてくれた。ただそれだけの事なのに、こんなにも嬉しくて幸せで。
俺は思わず日比野さんを抱き寄せてしまった。
ふわりと香る柔軟剤とシャンプーの匂い。
次の瞬間
ドンッ!!
日比野さんが俺の事を突き飛ばした。
日比野 莉音(ひびの りおん)
日比野さんは駆け出して行ってしまった。
俺は呆気に取られていた。
家に帰りついて、ようやく日比野さんに突き飛ばされた事へのショックが俺を襲ってきた。
何故こんなにも傷付くのか。 理由は分かっていた、ただ、俺がそれを認めたくないだけだった。
俺は、日比野さんの事が好きなのだろう。初めて学食であった時からずっと。
そもそも何故、日比野さんの事をこんなにも魅力的に感じたのか。
俺は理由が分かっていた。でも、認めたくなかった。日比野さんは、
俺の元カノ、滝沢 麗華(たきざわ れいか)に似ているからだ。