過去の私との鎖をほどいて

変になったじゃない

全然聞かなくなっちゃって

皆の憧れの的で

自慢の娘

そんな風にはならないから

美琴なんか急に 変になったじゃない

私の言う事を全然聞かなくなっちゃって

皆の憧れの的で、自慢の娘だもんね

ドンッ！

否定しないでよっ……

美琴が、祐翔の肩を組む

なんかいつもと違う

あいつは人の目を見て話す

なのに何で目を合わせないんだよ

あいつは人を一番に考える

だからいつも

貼り付けた笑顔を貼る

最初は少し嫌だったが

あいつは人のためと思ってやっている

そんなあいつを好きになったんだ俺は

なのに

何で

今日はそんなに

引きつったような

気持ち悪い笑顔

何だよ

そんな顔をするくらい

悩むんだったら

お願いします！

ピッ！

バッ

ドンッドンッ

何で楽しめないの？

バッ！美琴がパスをする

私はバスケがしたいわけじゃない

でも、しなきゃ

だってそれが、美琴なんだから

ほら、笑って楽しんでる風に！

いいな、あなたは愛されていて

あんなふうに応援されて

あっ、やばいズレた……

パシュッ　3Pシュートが入る

ズレたのに……

運がいいのかな

それより、あんなことで

気が動転したらあなたじゃない

あなたになるんだから

動転なんかしないようにしないと

また、皆に怪しまれちゃう

あなたならこうかけるはずだよね……

ーーーーーーー

wwwwww

今笑えてる？

笑っていますか？

今君たちの前にいる私の顔は

言える時なんて来るのかな……

悠歩くん気づいたかな

まぁ、気づいたから話そうとしてるんだろうけど

悠歩くんは救えるかな

きっと、救えるか

俺じゃ、救えなかった

だけど、君ならきっと

美琴を救ってあげれる

だから、よろしくね

俺の