数年前、春。
君は僕に言ったよね。
柚
晴翔
また一緒に桜、見ようね。
でも...
その約束が叶うことはなかった。
柚は記憶喪失になっていた。
それ以来、柚に会うことはなかった。
数年後、春。
僕は高校生になった。
窓際のいちばん後ろの席。
桜が綺麗に見える場所。
柚
数年ぶりに聴く彼女の声。
変わらないな、柚は。
柚
少しの嘘は許してくれるよな。
晴翔
柚
窓の外で桜が舞う。
溢れそうになる涙を堪え僕は彼女に笑う。
もう一度、彼女に送る。
『はじめまして』
コメント
9件
あー、なんか切ない。感動する... フォローありがとうございます!!
わぁ…なんか…感動…(((語彙力
何かもう凄い...とりあえず凄い(灬´ ˘ `灬)(やばい語彙力無くなった...)