NO.2💎
病み
※注意事項 微BL、OD,自傷表現有り 地雷様、純粋様、この言葉が分からない方は そっと閉じて頂きたく願います。 通報、アンチ等はお止め下さい。
深夜2時、 影の無い部屋で目を覚ます
久々に寝たな~ なんて、他人事のように考える
体を起こしてみれば 視界がぼやけ再度ベットに倒れ込む
ぎゅっと目をつぶり考えるのは 活動のこと。
アンチに振りかざされた刃が 記憶から消されることはなく、
また今日もただ1人で
視界を揺らす。
真暗な視界に 高い音と共に光が映る
きっと大切な彼からだろうな。 と思うが、スマホを手に取る程の気力は無い
再度目を瞑れば 何故か簡単に力が抜けていった。
高い機械音で目を覚ます
今日は遊ぶ約束をしていたな と思いなんとか体を起こす。
起き上がれない。 なんて言えるほどの暇は無い。
時間を見る為スマホを開くと 見慣れたアイコンが表示されていた
昨日
あと10分で愛方がくる。 そう思い、重い体を引きずりベットから降りた。
定まらない視界の中 階段を下りリビングへの扉を開ける
動くことは出来たみたいだ。
震える手で棚に触れ、 慣れた手つきで瓶をとる。
傾けてみれば カラカラっと鳴り続ける音。
手が疲れ瓶を置く。
目に映るのは白で埋め尽くされた手のひら。
一息つき、 水無しで一気に喉を通す。
体が拒否するのなんて気にしない。 何度も唾を飲み込む。
愛方から届くLINE。
どうやらもう到着するようだ。
返事をすると直ぐに着く既読、 何故か少しそれに安心する自分がいる。
スマホを乱雑に机に置く
着替えるのがめんどくさくて、 上からパーカーを羽織る。
支度が終わり彼を待つ。
2分ほど経ちインターホンから音が鳴る。
それと同時にくるメッセージ
スマホをポケットにしまい玄関へと向かった。
靴を履き扉を開く。
愛方の声が聞こえる。
なんて笑顔を見せる愛方、 その自然な笑みを羨ましく思ってしまう。
なんて茶番をし歩き始める。
昼食を済ませカフェから出る。
なんて他愛もない会話を紡ぐ。
今はただ、活動の話はしたくなくて。
したら直ぐに視界が滲んでしまう気がして。
なんて、活動からかけ離れた話を振る。
なんて笑う彼を見て、 上手く話せて良かったと安心する。
いつからだろうか。
彼との会話を心から楽しめなくなってしまったのは
あのまま猫カフェに行き、 寄り道することなく帰宅した。
帰ってきてそのままベットに倒れ込む。
端に寄せられた毛布を握りしめ 頭からかぶり包まる。
明日の事なんか考えたくなくて。
強引に目を瞑り布団に潜る。
お風呂に入るげんきなどなく、
何も出来ない自分が嫌になり、 頬に冷めきった何かが伝う。
それが涙だと気づくまで、 大して時間を要さなかった。
深夜3時。
あの後結局眠ることが出来ず、 無理やり体を動かしお風呂に入った。
なんて咳払いをすると 響いて聞こえてくる自分の声。
数え切れないほどバカにされ笑われた。
自分の声なのに聞きたくなくて、 耳を抑える。
ふと、水に写る自分と目が合う。
化粧が落ちて見えた隈
濁った瞳
折れてしまいそうな程に不健康な体
そして、
白い肌から主張する、
無数の赤い線。
そんな自分に存在価値など見いだせなくて。
このまま顔を沈めれば、 消えることが出来るのでは無いか。
なんて考え、水を見つめる。
水面に写る自分が揺れる。
見えやすくなった視界に気づき、 水面から目を離すと外が明るくなっていた。
流石に長居し過ぎた。
安定しない足元で必死に浴槽から出た。
リビングに着き、 カレンダーを確認する。
どうやら今日は、 ないちゃんの家で会議があるらしい。
会議の時間は14時からだが、 10時から不仲の彼とダンス練があった。
まだ時間に余裕がある為、 ソファで横になろうとした時
反射で光るそれを無意識に手に取った。
不在着信
不意に着信音が聞こえた。
慌てて時計を確認すると、 針は10を指していた。
通話
00:00
再度鳴りだしたスマホをタップする。
夜空☽꙳⋆
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩