嫌いだ。
夜 雲
結 月
カミサマも、父さんも、皆々。
陽 那
央 雅
最近はよく考え込んでしまって
カ イ ラ
央 雅
央 雅
結局あれが夢なのか、 現実なのか分からなかった。
ね る
央 雅
夢にしては妙にリアルで
う る
夜 雲
夜 雲
現実にしては 妙に話が噛み合わなくて
ふ わ り
央 雅
歯痒いまま、日々は淡々と流れていく。
央 雅
14回目
夜 雲
央 雅
ほんとの、ほんとに
夜 雲
夜 雲
初めて約束を破った。
央 雅
夜 雲
どうなるかなんて、知らないまま。
央 雅
夜 雲
君の目にはなにが映っているの
央 雅
夜 雲
どんな世界が見えているの
央 雅
夜 雲
本当に、俺の事を捨てたの?
最近はよく夢を見る。
都合のいい夢ばっかり。
夢でも現実でもない感覚で
最近はよく目の前が霞んで
夜 雲 、 お 前 は 本 物 で す か ?
そんな事を考えてしまう 自分にまた、嫌気がさして
この世界がこんなにも難しいだなんて
誰も教えてくれなかった癖に、なんて
ただの八つ当たりだね
大好きなのに、大嫌い
央 雅
夜 雲
央 雅
央 雅
これは夢?
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
陽 那
ふ わ り
央 雅
夜 雲
夢にしては妙にリアルで
陽 那
ね る
現実にしては妙に不可思議で
それでいて
陽 那
とても
ふ わ り
とても
央 雅
夜 雲
央 雅
幸せだ。
𓆩 𓆪
なぁ、小さな狐さん
央 雅
夜 雲
誰と話しているの
夜 雲
どうして悲しそうに笑っているの
夜 雲
央 雅
どうしたら君に追いつけるかな
夜 雲
夜 雲
どうしたら君の見ている世界を共有出来るかな
央 雅
目の前に広がる
黒くて大きい物体。
夜 雲
手を伸ばしても
空を飛んでも
届くことは、亡く。
夜 雲
夜 雲
ねぇ、夜雲
央 雅
これは夢ですか、現実ですか
いつもとは違うこの感覚の世界は
一体、何処ですか
𓆩 𓆪
夜 雲
央 雅
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
握ってくれる手はいつも少し冷たくて
夜 雲
央 雅
でも、誰よりも暖かかった。
𓆩 𓆪
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
違う、こうじゃない
夜 雲
踏み込みすぎも、浅すぎも、駄目なのに
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
こんなのじゃ、また
夜 雲
央 雅
夜雲を、傷付けてしまう。
夜 雲
どうか、カミサマ
夜 雲
これだけは、
央 雅
央 雅
この出来事だけは
夜 雲
夜 雲
夢で、あってくれ。
央 雅
央 雅
はやく
もっと、いますぐに
この夢から覚めてくれ
夜 雲
陽 那
夢
ふ わ り
央 雅
現実
夜 雲
央 雅
夢
央 雅
夜 雲
夢
央 雅
現実
ね る
央 雅
ずっと、その繰り返し
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
𓆩 𓆪
央 雅
__ 約 束 __ ─
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
手を伸ばしても
夜 雲
話しかけても
夜 雲
届くことは、亡く
夜 雲
よく俺に聞いていた。
「 楽しい? 」 と 、
央 雅
その度に、なにも知らない俺は
夜 雲
夜 雲
「 楽しい 」 、と胸を張って
夜 雲
勿論、夜雲も同じだと思い込んで
夜 雲
夜 雲
夜 雲
嘘つきは、俺達だった。
──── ト リ ヒ キ 成 立 ────
約 束 の 代 わ り に キ ヲ ク を 、
キ ヲ ク の 代 わ り に 永 遠 を 。
央 雅
央 雅
央 雅
央 雅
央 雅
夜 雲
夜 雲
嘘 つ き は 、 俺 達 だ っ た 。
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コメント
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𓆩 𓆪 約 束 こ そ 真 の 調 和 也 。 .