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央 雅
14回目
夜 雲
央 雅
ほんとの、ほんとに
夜 雲
夜 雲
初めて約束を破った。
央 雅
夜 雲
どうなるかなんて、知らないまま。
央 雅
夜 雲
君の目にはなにが映っているの
央 雅
夜 雲
どんな世界が見えているの
央 雅
夜 雲
本当に、俺の事を捨てたの?
最近はよく夢を見る。
都合のいい夢ばっかり。
最近はよく目の前が霞んで
くら、と視界が闇に覆われることが増えた。
君はほんとは 君じゃないのかもしれない。
そんな事が脳裏に浮かぶ度 君の声と顔と、ご飯の味を思い出して
この世界がこんなにも難しいだなんて
誰も教えてくれなかった癖に、なんて
ただの八つ当たりだね
最初からこの世界に生まれ落ちていたら
なにか、変わったのかな。
大好きなのに、大嫌い
央 雅
夜 雲
央 雅
央 雅
これは夢?
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
陽 那
ふ わ り
央 雅
夜 雲
夢にしては妙にリアルで
陽 那
ね る
現実にしては妙に摩訶不思議で
それでいて
陽 那
とても
ふ わ り
とても
央 雅
夜 雲
央 雅
幸せだ。
𓆩 𓆪
ねぇ、小さな狐さん
央 雅
夜 雲
誰と話しているの
夜 雲
どうして悲しそうに笑っているの
夜 雲
央 雅
どうしたら君に追いつけるかな
夜 雲
夜 雲
どうしたら君の見ている世界を共有出来るかな
央 雅
いつも、俺は君に守られてばっかり。
君が俺に守られていたら、世界は変わったかな
夜 雲
君の瞳はいつも沢山のことを映していて
君の耳はいつも 綺麗な音を聞き分けて
君の心は、ズタズタに傷付いている。
夜 雲
夜 雲
ねぇ、夜雲
央 雅
どうしたら、君を守れますか。
どうしたら、君を信じることができますか。
いつも、答えをくれるのは君だけなんだ。
夜 雲
央 雅
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
握ってくれる手はいつも少し冷たくて
夜 雲
央 雅
でも、誰よりも暖かかった。
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
央 雅
違う、こうじゃない
夜 雲
踏み込みすぎも、浅すぎも、駄目なのに
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
こんなのじゃ、また
夜 雲
央 雅
君を、傷付けてしまう。
夜 雲
どうか、カミサマ
夜 雲
これだけは、
央 雅
央 雅
この出来事だけは
夜 雲
夜 雲
現実がいい。
央 雅
央 雅
うるさい 道路の音も、どうでもいい。
お願いだから
ほんとに、今だけでいいから
この夢から醒めないで
夜 雲
陽 那
夢
ふ わ り
央 雅
現実
夜 雲
央 雅
夢
央 雅
夜 雲
夢
央 雅
現実
ね る
央 雅
ずっと、その繰り返し
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
𓆩 𓆪
央 雅
__ 約 束 __ ─
夜 雲
央 雅
夜 雲
夜 雲
央 雅
手を伸ばしても
夜 雲
話しかけても
夜 雲
届くことは、亡く
夜 雲
君は本当に優しくてバカだよ
もっと自分を大切にしてよ
央 雅
君の口から聞きたかった言葉がある。
夜 雲
夜 雲
ただ、四言だけ。 抱え込まず、そう叫んで欲しかった。
夜 雲
助けて、それだけ
夜 雲
夜 雲
夜 雲
嘘つきは、俺達だった。
──── ト リ ヒ キ 成 立 ────
約 束 の 代 わ り に キ ヲ ク を 、
キ ヲ ク の 代 わ り に 永 遠 を 。
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コメント
2件
そういうことだったんだね。 全部が全部わかった訳じゃないからこそ、これからも楽しめるお話。結月もいつかこんなお話書きたいな。
𓆩 𓆪 約 束 こ そ 真 の 調 和 也 。 .