最後の花火大会は貴方とだけ。

私の名前は なの。

彼氏と花火大会に来てます(*´∀｀*)

俺の名前は れん。

自慢の彼女と花火大会に来てます！

ひゅ〜

どーん

どーん

れんがなのの手を握った

花火大会が終了した

俺は出ないぞ。もういやだ

は？なのが息を引き取る？

死んだって事か？

んなわけ…今日の夜元気だったし

なのが死んだのは本当か？

真実を受け止められない俺がいた。

だって、さっきまでなのと一緒にいたもんな。

あれは本当だったのか…？

俺の足、早く動け…！

早く…！

あれ、なんで涙が…？

なんで、なんでだよ…！

俺、振られたばっかだろ？

なのになんで泣いてんだよ…

とりあえず、早く行かなきゃ

でも何の為に行くんだ？

なののお母さんの為に行くんだ。

そう自分にいい聞かせろ。

ダッダッダ

俺はいつの間にか

涙が沢山でていた。

私の自慢の彼氏さん、れんへ 今はもうカレカノじゃないね笑 自慢の彼氏とか言っちゃった笑 私、振っちゃったもんね。 本当は振りたくなかったんだよ？ でも、れんには幸せになって欲しい。 余命が近づいてる私には れんを幸せに出来ない。 だから新しい、れんを幸せにしてくれる彼女さんを見つけてね！ 私は天国から見守ってる。 ずっと。 だってれんが大好きだから。 これから先も、天国に行っても れんが大好きだよ 私の分まで背負って人生生きてよね！ 天国からなら守り続けられるから！ ずっとずっと、笑顔でいてね なのより

俺は今までの人生。

なのの事を何も知らずに俺だけ楽しんで生きてきた。

なんだろう。

もやもやする。

後悔した。

この後悔はもうやり直したりできない

なのを守れなかった。

俺にはまた新たな試練ができた

なのの分まで生きるということを。