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あの日から…

第3話 - 立体機動

2022年12月26日

#進撃の巨人

#夢小説

Fairytail🖤⋆͛*͛

ミア

スタート！

教官

まずは貴様らの適性を見る

教官

これが出来ない奴は囮にも使えん

教官

開拓地に移ってもらう

ｷﾞｰｷﾞｰ

教官

これはまだまだ初歩の初歩だが

教官

この段階から
立体機動の素質は見て取れる

教官

ん？見ろ

教官

あそこの2人ですか

教官

あぁ

教官

全くブレがない

教官

何をどうすればいいか全てわかるのだろう

教官

素質とはそういうものだ

教官

今年は優秀なものが多いようだ

教官

あの…彼は？

教官

それこそ素質というものだろう

教官

たとえ気合いが十分でも

教官

人並み以上にできない事もある

教官

何をやっているエレン・イェーガー！

教官

上体を起こせ！

エレン

(なんだこれこんなのどうやって…)

エレン

嘘だろ？

夕方でございます

ミカサ

基本通りやれば出来るはず

ミカサ

上手くやろうとか考えなくていい

ミカサ

前後のバランスに気をつけて

ミカサ

腰巻と足裏のベルトにゆっくり体重を乗せる

ミア

落ち着いてやれば出来る

ミア

私だってできたんだから

アルミン

僕もできたんだよ

エレン

はぁ…？

エレン

俺とお前は生まれつき全然違うだろ

エレン

俺ができないことでも

エレン

お前はなんでも完璧に…

ミア

いいからやる！

エレン

うん､

エレン

なんか今度こそできる気がする

エレン

上げてくれアルミン

アルミン

うん

ｷﾞｰｷﾞｰ

エレン

あ…あ…うわｯ！

ﾄﾞｫﾝ!

エレン

うぅｯ

ミア

エェレェン……

アルミン

エレン！

アルミン

大丈夫！

ミカサ

とりあえず運ぼう

ミア

うん

訓練兵

なぁダズ

訓練兵

あいつ確か昨日巨人を

訓練兵

皆殺しにしてやるとか言ってた奴だよな

訓練兵

まぁ明日には開拓地行きだろう

訓練兵

役立たずに食わせる飯はねぇからよ

ミカサ

エレン

イテｯ！あ…

アルミン

気にしても仕方ないよ

アルミン

明日できるようになればいいんだから

エレン

情けねぇ…

エレン

こんなんじゃ奴らを根絶やしにする事なんか…

ミカサ

もうそんな事目指すべきじゃない

エレン

何だって？

ミカサ

兵士を目指べきじゃないと言っている

ミカサ

何も命を投げ打つ事だけが戦う事じゃない

エレン

お前な！

エレン

俺はあの日あの光景を見ちまったんだぞ

エレン

そんな理屈で納得できると思うのか？

ミカサ

でもその覚悟の程は関係ない

エレン

は？何でだよ？

ミア

……

ミカサ

兵士になれるかどうか判断するのはエレンじゃないから

ｶｰﾝｶｰﾝｶｰﾝ

エレン

行こうぜミア､アルミン

ミア

うん…

アルミン

う…うん

ミカサ

私はエレンだけ開拓地に戻れと言ってるんじゃない

ミカサ

心配しなくていい

ミカサ

その時は私も一緒に行くから

サシャ

ん…え~とつまり…

サシャ

それ貰ってもいいって事ですか？

コニー

姿勢制御のコツだって？

コニー

悪ぃけど俺天才だから感じろとしか言えん

ジャン

俺は逆に教えて欲しいね

ジャン

あんな無様な姿晒しといて
正気でいられる秘訣とかをよぉ

エレン

お前ら人が頭下げて頼んでるのに…

ミア

まぁまぁ

コニー

でもさあまお前昨日

コニー

「力のない者は去ればいい」って言ってなかったっけ？

コニー

あｯ違ったか

コニー

「才能のな無い奴は去るしかない」だっけ

コニー

どっちだったっけ？

エレン

頼む！2人とも凄く上手いって聞いたぞ

エレン

ベルトルト！ライナー！

ライナー

すまんがぶら下がるのにコツがいるとは思えん

ライナー

期待するような助言はできそうにないな

エレン

そうか…

アルミン

明日に賭けるしかないね

エレン

はあ…

ベルトルト

3人はあの

ベルトルト

シガンシナ区の出身だよね？

アルミン

そうだけど？

ベルトルト

じゃあ巨人の恐ろしさも知っているはずだ

ベルトルト

なのにどうして兵士を目指すの？

アルミン

僕はエレンと違って

アルミン

直接巨人の脅威の目の当たりにした訳じゃないんだ

アルミン

ただ…

アルミン

あんなめちゃくちゃな奪還作戦を

アルミン

強行した王政がある事を考えると

アルミン

じっとしてられなかっただけで

ベルトルト

そっか

アルミン

2人はどこに出身なの？

ベルトルト

僕とライナーは

ベルトルト

ウォール・マリア南東の

ベルトルト

山奥の村出身なんだ

アルミン

えｯ？そこは…

ベルトルト

あぁ

ベルトルト

川沿いの栄えた街とは違って

ベルトルト

すぐには連絡が来なかった

ベルトルト

何にせ連絡より先に

ベルトルト

巨人が来たからね…

ベルトルト

明け方だった

ベルトルト

やけに家畜が騒がしくて

ベルトルト

耳慣れない大きな地響きが

ベルトルト

次第に大きくなっていった

ベルトルト

いつしかそれが何かの足音だと気付いて

ベルトルト

そして急いで窓を開けたら…

ベルトルト

その後はえっと…

ベルトルト

あまりよく覚えていない

ベルトルト

みんな酷く混乱してて

ライナー

おい

ライナー

何だって突然そんな話すんだよ

ベルトルト

ごめん

ベルトルト

つまり僕が言いたかった事は

ベルトルト

君達は彼らとは違うだろってこと何だけど

アルミン

彼ら？

ベルトルト

巨人の恐怖を知らずにここに知る人達

ライナー

おい

ベルトルト

彼らがここに知る大半の理由は

ベルトルト

世間的な体裁を守るためだ

ベルトルト

「12歳を迎えて生産者に回る奴は腰抜けだ」って

ベルトルト

世論に流されて訓練兵になった

ベルトルト

とは言っても

ベルトルト

僕も彼らと変わらない

ベルトルト

安全な内地で勤務できる

ベルトルト

憲兵団狙いで兵士を選んだ

ベルトルト

それがダメだったら全て放棄するかもしれない

ベルトルト

僕には自分の意思がない

アルミン

自分の命を大事にする事だって立派な事だよ

ライナー

俺は帰れなくなった故郷に帰る

ライナー

俺の中にあるのはこれだけだ

ライナー

絶対に…何としてもだ

ベルトルト

2人は？

ベルトルト

2人はなんで兵士に？

ミア

……

エレン

……

2人

俺は/私は殺さなきゃいけねぇ/ないと思った

ミア

この手で巨人を皆殺しにしなきゃならないって

ミア

そう思ったから

ライナー

巨人と遭遇しても心が折れる事はなかったって言うのか？

エレン

あぁ

エレン

まぁ今となっては

エレン

兵士になれるかどうかってとこだけど

ライナー

ベルトの調整から見直してみろ

ライナー

明日は上手くいく

ライナー

お前ならやれるはずだ

ライナー

エレン・イェーガー…だったっけ？

エレン

あぁ､ありがとよ

エレン

ライナー・ブラウン…だよな

教官

エレン・イェーガー覚悟はいいか？

エレン

はい！

エレン

(やる…俺はやる！)

エレン

(俺には素質がねぇかもしれねぇけど)

エレン

(根性だけは誰にも負けねぇ！)

教官

始めろ

ｷﾞｰｷﾞｰ

エレン

(理屈なんか知らん)

エレン

(根拠もない)

エレン

(でも…俺にはそれしかねぇ)

エレン

(これが俺の武器だ！)

訓練兵

おおぉぉぉおおぉ！！

訓練兵

やったぞ！

エレン

(やった…)

エレン

(できた！)

エレン

ん…あ､うわｯ！

ﾄﾞｫﾝ

エレン

ぐｯぅｯ

教官

うん

エレン

ま…まだ

エレン

まだ俺はｯ…

教官

下ろせ

エレン

お…俺は

教官

ワグナー
イェーガーとベルトの交換をしろ

トーマス

は…はいｯ！

ｷﾞｰｷﾞｰ

教官

装備の欠陥だ

エレン

え？

教官

貴様が使用していた

教官

ベルトの金具が破損していた

教官

後ミア・イェーガーの使用していた物もだ

教官

しっかり金具の部分が破損していた

ミア

ゑ？

教官

ここご破損するなど聞いた事は無いが

教官

新たに整備項目を加える必要があるな

訓練兵

じゃああいつ壊れた整備で一時は…

訓練兵

こいつだって！

訓練兵

壊れた整備でブレもなく！

訓練兵

おぉ！

ミア

ゑ？(←自分が一番驚いてる)

エレン

では適正判断は…

教官

問題ない

教官

修練に励め！

エレン

(やった…！やったぞ！)

エレン

(どうだミカサ俺はやれる)

エレン

(巨人とも戦える)

エレン

(もうお前に世話を焼かれる事もねぇな！)

ライナー

何とかなったようだな

アルミン

目で「どうだ」って言ってるよ

ミカサ

違う

ミカサ

これで私と離れずに済んだと思って

ミカサ

安心してる

ミア

え？エレンに限ってそれはw

シャーディス教官))グリシャ今日お前の息子と娘が

兵士になったぞ

あの日から…

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