いまだに寝ぼけている僕に怒っているリサと森に入っていく。
リサはいつも通り朝から元気で、僕に対してちょっとした不満を抱いているらしい。まあ、彼女がそうなるのはよくあることだ。
リサ
リサのため息に、僕は短く
アストレス
何も言い返せないのが悲しいところだ。
やがて森の奥に入ったところで、リサが急に立ち止まる。
リサ
僕は不思議そうに彼女を見つめるが、彼女は無言で魔導書を広げ、そのページに目を落としている。
しばらくして、どこからか取り出したロープで僕を縛り、大木に結びつけた。
アストレス
リサはにっこりと微笑んで言った。
リサ
アストレス
僕は慌てて抵抗するが、ロープがしっかりと結ばれていて逃げられない。
どうやら本気らしい。リサの顔は冗談を言っているようには見えない。
だが、僕は彼女と「魔法の訓練に付き合う」と約束してしまった。
しかも、ただの師弟関係じゃない。
僕は彼女の「師匠」として、これ以上情けない姿を見せるわけにはいかない。
アストレス
リサは満足げにうなずき、魔導書を再び開いた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!