浦島虎徹
1人で考えていれば、部屋に浦島が入ってきた。
柘榴
浦島虎徹
浦島は私の言う通りに座った。
~広間~
物吉貞宗
髭切
鶯丸
大包平
鶯丸
皆は普段あまり取り乱さない物吉を不思議そうに見ていた。
物吉貞宗
鯰尾藤四郎
物吉貞宗
挙動不審な物吉の肩に鯰尾は腕を回しながらニヤニヤしている。
骨喰藤四郎
そう言って、鯰尾を物吉から引きはがした。物吉が広間で皆からいじられたのは言うまでもない。
~審神者部屋~
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
キスしてるところを見られるって恥ずかしいかも。いや、キスじゃなく手入れだけど!見られてたなんて物吉が聞いたら恥ずかしさで倒れちゃうんじゃない?これ。
柘榴
浦島虎徹
柘榴
浦島虎徹
可愛い笑顔で話してくる浦島。今日の手入れは可愛い枠なの⁉やばい、油断したら鼻血でそう…
柘榴
ドキドキしないわけない。だってこんなにイケメンで顔面偏差値高い男子とキスだよ!?そりゃドキドキの一つや二つ……あるよ!
浦島虎徹
そう言って浦島は私の肩を掴んで至近距離で見つめてきたと思ったら唇にキスされた。
柘榴
浦島虎徹
リップ音をたてながら、何度も何度も軽いキスを繰り返す浦島。恥ずかしさに耐えるかのように、私は目をキュッと閉じた。そして暫くしてから、唇が離れた。
浦島虎徹
初めてでこのキス!?…まじで?怖い怖い怖い……初めてのクオリティじゃないよ今のキス…!
柘榴
浦島虎徹
柘榴
すると浦島は私をぎゅっと抱きしめながら笑った。
浦島虎徹
眩しいくらいの笑顔を見せながら、立ち上がれば手を軽く振って浦島は部屋を出ていってしまった。私は部屋を出ていく浦島の背中を見届ければ、少し放心状態になった。あんな可愛い子に初めてのキス貰って、私はもう死んでいいんじゃないかと思っている。いや、だったら短刀ちゃんとキスした時点で死んでるよね、うん。手入れも悪くないと思ってしまっている自分が居て、心底怖い……すると浦島が呼んでくれたのか、暫くしてから厚と薬研が部屋に訪れた。
薬研藤四郎
厚藤四郎
2人は私の顔を見ながら心配そうな表情を浮かべている。
柘榴
厚藤四郎
何この子…いい子すぎて怖い。でも手入れしないと私が罪悪感に押しつぶされるんだ!だから意地でも手入れしますよ〜私は。
柘榴
私は2人の手を引いて、座布団に2人を座らせた。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
すると2人が、疑うような視線を向けてきた。
柘榴
厚藤四郎
薬研藤四郎
2人は真顔のまま頷いた。
柘榴
真顔で頷くのはやめてほしいね、うん!ん?待てよ……広間に物吉が走ってきたって事は他の刀剣男士も私が物吉に何かしたと思ってる……? いやいや、それはマズイ…非常にマズイ……。
柘榴
厚藤四郎
違う意味で顔合わせにくいんだけど?どうしよう…いや、物吉はいい子だから悪口はしないだろうけど。新しく来た子が二人もいた…第一印象崩れた?それはマズい。
薬研藤四郎
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
厚藤四郎
薬研藤四郎
柘榴
厚藤四郎
柘榴
私は厚の肩をがっちり掴めば、厚の唇に私の唇を押し付けた。
厚藤四郎
柘榴
唇を押し付けたまま、厚の傷を治していく。もがいていた厚もだんだん静かになった。そして傷の治りを確認すれば、唇を離した。
柘榴
厚藤四郎
顔を真っ赤にしながら怒ってる厚。どうしょうもなく可愛い…!
柘榴
厚藤四郎
薬研藤四郎
厚藤四郎
自慢げに話す厚に、不満そうな薬研。なにこの子たち、可愛い……
柘榴
薬研藤四郎
柘榴
薬研は色んな意味で大人だと思う。厚はまだ可愛いし可愛いし可愛いから!私の言葉に不満だったのか厚はムスッとしてしまった。
厚藤四郎
柘榴
厚藤四郎
可愛いという言葉に納得がいかないのか更にムスッとしている厚。それがまた可愛さを引き出してるって気付かないのかな?