TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ラーメン

皆様ラーメンです!

ラーメン

今回は任務じゃなくて
ちょっとしたおふざけ
みたいなものです

ラーメン

それでは本編どうぞ!

その出来事は青空の下

背景は暗いですが晴れております

蕗谷 雪華

はぁーー疲れたぁー

私は任務が長引いてしまい朝帰りになった

蕗谷 雪華

あの鬼執着心が高すぎる…

蕗谷 雪華

て、あれ?

蕗谷 雪華

あそこに立っているのは桜華?

蕗谷 雪華

と、跪いてるのは誰?

蕗谷 雪華

(何が起こってるんだろう?)

ダッ(気づかれないように走る)

蕗谷 雪華

(ここならバレないかな)

私は木の裏に隠れた、すると話し声が聞こえてきた

蕗谷 桜華

だから無理ですって!

蕗谷 雪華

(桜華が否定してる…)

蕗谷 雪華

(というか何の話をしてるんだろう)

私は耳を傾ける

??

そこを何とかお願いします!

私は初めて見る人に困惑した

蕗谷 雪華

(本当に誰なんだろう?
初めて見る顔だな)

蕗谷 雪華

(あの人いつまで頭を下げてるんだろう)

蕗谷 桜華

いくらなんでもそれは…

??

俺は惹かれてしまったんです!
貴方の魅力に!

??

もう一度言います!何回でも言います!

??

俺の妻になってください!

蕗谷 雪華

え!?

私は大声を出してしまった、当然桜華と見知らぬ人に見つかった

蕗谷 桜華

…え?姉さん?

蕗谷 雪華

あっ

やってしまった…私はその時思った

蕗谷 桜華

なんで姉さんがここに

蕗谷 雪華

いや〜さっき任務が終わって、
家に帰ろうと思ってここの道を
通ってたら…ね

??

この方のお姉さんですか!?

蕗谷 雪華

えっあ、はい

大声を出すので私はちょっと怖気付いてしまった

??

お姉様!この方のお名前は!

蕗谷 雪華

あ、桜華です

蕗谷 桜華

姉さん!なんで言っちゃうの!

??

お姉様のお名前は!

蕗谷 雪華

私は雪華です…

ガバッ(頭を深々と下げる)

??

雪華さん!俺は桜華さんを
幸せにすると誓います!

??

俺に桜華さんと夫婦になる
ことをご了承頂けませんで
しょうか!

蕗谷 雪華

え?ん?はい?

蕗谷 桜華

(姉さんがパニックになってるッ!)

蕗谷 雪華

あ〜えっとつまり
桜華を貴方のお嫁
にしたいってわけ
ですよね

??

はい!申し遅れました!

神無 杏亮

俺の名前は神無 杏亮(かんな
きょうすけ)です!以後お見知
り置きを!

蕗谷 雪華

え〜と杏亮さん?

神無 杏亮

杏亮でいいですよ!
雪華さん!

蕗谷 雪華

ちょっとお時間頂けますか?

蕗谷 雪華

桜華と話したいことがあるので…

神無 杏亮

いいですよ!

蕗谷 雪華

桜華(クイッ)

蕗谷 雪華

どうしてこうなったの?(ボソッ

蕗谷 桜華

説明するね(ボソッ

それはそう、私が気分がてら散歩していたところから始まった

蕗谷 桜華

のどかだなぁ、たまには
気分転換しないとね

蕗谷 桜華

ん?あそこに座っているのは…

地面に座っている人を私は見た

蕗谷 桜華

(どうしたんだろう?困って
るのかな?)

私はその人の所へ歩いた

蕗谷 桜華

あの大丈夫ですか?

神無 杏亮

え?あ、はい大丈夫です

蕗谷 桜華

(この人から何か音が聞こえる…)

チョコン(座る)

蕗谷 桜華

お隣失礼しますね

神無 杏亮

どうぞ…

蕗谷 桜華

ここは自然がいっぱいですね
なんだか心が安らぎます

神無 杏亮

…俺も考え事をする時とかは
いつもここに来ています

蕗谷 桜華

それじゃあ今考え事を
しているんですか?

神無 杏亮

はい、こんなことは失礼承知
ですが、聞いて貰えないでしょ
うか

蕗谷 桜華

いいですよ、他の人に話すと
気持ちが楽になるかもしれま
せんからね

神無 杏亮

ありがとうございます

蕗谷 桜華

(なんだかこの人見たこと
あるような、ないような)

蕗谷 桜華

(うーん思い出せないな…
でも確かに何処かであっ
た気がする)

神無 杏亮

…みんなから俺は気味が悪いって
言われてたんです

神無 杏亮

いつも笑顔でどんな酷いことを
されても俺は笑顔でいました

神無 杏亮

俺は変な空気で友達を失いたく
なかった、それだけなのに俺の
周りから人が消えていきました

神無 杏亮

俺は友達が大好きだった
それがどんな酷いことを
されても…

神無 杏亮

そしていつしか俺は
一人ぼっちになった

神無 杏亮

俺はどうすればいいのか
わからなくなったんです

神無 杏亮

笑顔だったらみんなを不快に
させないし、どんなことだっ
ていい雰囲気をつくれると思
ってたから

神無 杏亮

それがいい選択肢なんだって

神無 杏亮

ずっと心の中で思ってた

神無 杏亮

でもそれは違った、みんなから
したら気味が悪いだけ

神無 杏亮

どうしたら良かったんですか…?

蕗谷 桜華

自分の感情に素直になって
みるかしかないね

蕗谷 桜華

自分の意見をはっきり言って
相手に流されないようにした
ら良かったんですよ

神無 杏亮

でも、それじゃあ友達を
不快にさせてしまうんじ
ゃないんですか?

蕗谷 桜華

不快にさせられないぐらい
仲が悪いんですか?

神無 杏亮

そんなわけッ

蕗谷 桜華

なら不快にさせてもいいじゃないですか

蕗谷 桜華

自分自身で背負い込まなく
てもいい、それは優しさと
は全然違いますよ

蕗谷 桜華

中途半端なんですよ

蕗谷 桜華

貴方は友達の従うままなんですか?

蕗谷 桜華

そんなのは駒同然じゃないですか

神無 杏亮

俺はただ頼りにされてると思って

蕗谷 桜華

友達からしたらそれは
多分違うと思いますよ

蕗谷 桜華

「使い勝手のいい犬」じゃ
ないんでしょうか

蕗谷 桜華

自分が思っていることと、相手の
思っていることはすれ違いが多い
んですよ

蕗谷 桜華

さっきの会話だと

蕗谷 桜華

貴方は「召使い」友達は
「王様」みたいな感じで
すね

蕗谷 桜華

勿論これはあくまで例です

蕗谷 桜華

貴方の友達だって悪い人ばかり
ではないと思いますし、貴方の
ことを思っている優しい人だっ
ています

神無 杏亮

……

蕗谷 桜華

それと貴方は笑顔のままで
いいんですか?

神無 杏亮

笑顔だったらなんでもできる
辛い思いが吹き飛ぶ、なんに
だって乗り越えられる…そう
思っています

蕗谷 桜華

その笑顔は本当に貴方の
感情ですか?

神無 杏亮

蕗谷 桜華

辛い思いから背けようと
している様に見えますが

蕗谷 桜華

笑顔でしていれば…なんて
そう簡単にはできないんで
すよ、人の精神には必ず限界
がありますから

蕗谷 桜華

貴方みたいに器の広い方でも
その精神の水が入るのは限られ
ています

蕗谷 桜華

それが一定の量を超えると
自暴自棄になってしまいます

蕗谷 桜華

他にも残酷なことになったりも
します…

蕗谷 桜華

(この人からの音がとても
心地いい…優しさに包み込
まれている感覚…)

蕗谷 桜華

(優しい人がいつも酷い目にあって
それを我慢している…この人の今の
状態ですね、)

蕗谷 桜華

…ごめんなさい酷いことを
言ってしまって

神無 杏亮

いえ、大丈夫です
貴方の言っていること
実は図星だったのかも
しれません

神無 杏亮

俺は酷い事をされてるんだって
事を認めたくなかったのかもし
れません…

蕗谷 桜華

(悲しみの音…裏切られた音
さっきからとても負の感情
が流れこんでくる)

蕗谷 桜華

(今この人に友達がいないのなら
私がならさせてもらいたい)

蕗谷 桜華

あの、もしよければお友達に
なってくれませんか、こんな
事を言うのもあれですけど

神無 杏亮

え?

蕗谷 桜華

嫌なら、大丈夫です!
貴方の意見を拒んだり
しません!

神無 杏亮

あ、いえ、さっきは
驚いてしまって…こん
な俺でもいいんですか?

蕗谷 桜華

はい!それと「こんな俺」なんて
駄目ですよ!

蕗谷 桜華

もっと自分に自信を持ってください!

蕗谷 桜華

さっき言ったのは私なんですが…

蕗谷 桜華

無理に笑顔をつくらなくても
いいんですよ!気楽にいきま
しょう!

神無 杏亮

こんな一人ぼっちの俺を…

蕗谷 桜華

一人ぼっちじゃないですよ、
私がいるじゃないですか!

神無 杏亮

ありがとうございます…(泣

神無 杏亮

…あの!

蕗谷 桜華

はい?

神無 杏亮

俺の話を聞いて下さりありがと
うございました!おかげで俺は
吹っ切れました!

神無 杏亮

昔の自分と離れ離れになるのは
まだまだ先かもしれませんが、

神無 杏亮

これからは下を見ずに、上を見ず、
真っ直ぐだけ見ます!

神無 杏亮

自分の感情のままに!

蕗谷 桜華

いいですね!私もこれから
真っ直ぐだけ見ます!もし
どちらかがつまづいた時は
二人で一緒に進みましょう
!(ニコッ

神無 杏亮

ドキッ

バクバク

神無 杏亮

(なんだ…これ、今までに
感じたことがない…)

神無 杏亮

(胸が苦しい…)

神無 杏亮

ハッ

神無 杏亮

(もしかして…これ
恋をしてるのか…!)

神無 杏亮

こんな感覚なんだ…

蕗谷 桜華

神無 杏亮

あの!

蕗谷 桜華

えっはい

神無 杏亮

もしよかったら俺と
夫婦になってくれま
せんか!

蕗谷 桜華

…へ?

蕗谷 桜華

…ということなの(ボソッ

蕗谷 雪華

(なるほどね、桜華の真っ直ぐな
気持ちが突き刺さって惚れたって
ことか…)

蕗谷 雪華

(桜華はなんでこうなったか
分からないっぽいけど…)

蕗谷 雪華

(こういうのは鈍感な桜華
だし、気づかないのにも
無理はない)

蕗谷 雪華

(にしても、急すぎだな)

蕗谷 雪華

なるほど、経緯はわかった(ボソッ

蕗谷 雪華

けど、桜華はどうするの?
夫婦になりたい?(ボソッ

蕗谷 桜華

断ろうかと思ってる、
あの人自体いい人なん
だけど、まだ会ったば
かりだし…(ボソッ

蕗谷 雪華

そうだよね…ん?てことは
親密深くなったら夫婦にな
るってこと?(ボソッ

蕗谷 桜華

違うよ、姉さん!
私まだ10歳だよ、
夫婦になれないでしょ(ボソッ

蕗谷 雪華

あぁそっちね、でもあの人も
見た感じ私と同じ年齢っぽいよ(ボソッ

蕗谷 雪華

最終選別の時にいたしね(ボソッ

蕗谷 桜華

あっ、そういえばいたね(ボソッ

蕗谷 桜華

(だから違和感があったのか)

蕗谷 雪華

それじゃあ待たせてるし
そろそろ行こう(ボソッ

蕗谷 桜華

うん(ボソッ

蕗谷 雪華

お待たせしてすみません

神無 杏亮

全然大丈夫ですよ!

蕗谷 雪華

(ウッ笑顔が眩しい…)

蕗谷 雪華

えっとまずは私から夫婦の話
について話しますね

蕗谷 雪華

杏亮自体いい人なのでそこは
私もいいと思います

蕗谷 雪華

ですが、まだ会ったばかりなので
これから桜華と仲良くしてもらえる
と私も嬉しいです

蕗谷 雪華

基本的に私は口出しは
しません、お二人のこ
とですからね

蕗谷 雪華

私は部外者なので…

蕗谷 桜華

えっと私からですが、
私は今夫婦になる気は
しません

蕗谷 桜華

初対面ですから、これから
もっと杏亮さんのことを知れ
たらなと思っております

蕗谷 桜華

これからもお願いしたいと
思います

神無 杏亮

つまり、今は駄目だけど
夫婦になってもいい年齢
だったらいいんですか?

蕗谷 雪華

そこは桜華次第ですかね、
桜華が杏亮と夫婦になりた
いのならです

神無 杏亮

……

神無 杏亮

あの!桜華さん!これから
俺も桜華さんのことを知り
たいと思っております!

神無 杏亮

またお時間のある時に
喋りませんか!

蕗谷 桜華

はい!よろしくお願いします!

神無 杏亮

パァァァ

蕗谷 雪華

(男の子だけど本当に笑顔が
可愛い…、それは桜華もだけ
ど、)

蕗谷 雪華

(私はいいと思うけどね夫婦に
なるの、後は桜華の心境かな)

蕗谷 雪華

(…これお父さん達が見たら絶対
駄目だとか言いそうだな)

バサッ

莉紬

任務ゥゥ!任務ゥゥ!

蕗谷 桜華

莉紬

莉紬

東北ゥゥ!東北ゥゥ!

蕗谷 雪華

私はさっき任務に行ったからね
何回行ったかは忘れたけど

笑一吉

任務ゥゥ!任務ゥゥ!

笑一吉

東北ゥゥ!東北ゥゥ!

神無 杏亮

笑一吉!

蕗谷 雪華

あれ?二人とも同じ任務先なんだ

神無 杏亮

(ハッ、てことは俺と桜華さん
二人だけ!?)

神無 杏亮

雪華さん、必ず桜華さんを
お守りします

蕗谷 雪華

う、うん

蕗谷 雪華

でも桜華も弱くないから
多分大丈夫だよ

蕗谷 桜華

多分って何、そこは大丈夫
だけでいいんだよ?

蕗谷 雪華

いや、桜華たまに危ないことある
から確信はできないなぁーと思って

神無 杏亮

桜華さん大丈夫です!
俺がついていますから!

蕗谷 桜華

あ、ありがとう?

莉紬

カァァー急ゲー!

笑一吉

急ゲー!杏亮ェェー!

蕗谷 桜華

あ、早く行かないと

神無 杏亮

それではまた!雪華さん!

蕗谷 雪華

うん、気をつけてね

蕗谷 桜華

うん

ラーメン

おかえりなさい!

ラーメン

杏亮さん凄いですね…
あんなはっきりとプロ
ポーズできるなんて…

ラーメン

私なら告白出来ずに
青春が終わりそうで
すよ

ラーメン

まず好きな人がいないんですけど…トホホ

ラーメン

ここまで読んで下さりありがとございました

ラーメン

それではまた!

ラーメン

さようなら!

雪華と桜華の物語

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

40

コメント

2

ユーザー

いや桜華ちゃん半端なっっ!!🥺🥺🥺🥺🥺🥺🥺🥺🥺 続き楽しみです(´^∀^`)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚