青桃集

ないこ心/動き

いふ心/動き

俺が振り向いてまろの方を 見ると不穏な顔をしていた。

そんなの、まろもじゃん。

彼に、まろに、嫌われるのが怖い。

俺だって、

ずっと我慢してるのに。

まろだって、

まろだって

まろだって

俺はふと涙が目に浮かんでいた。

それを聞いたまろは

すごく悲しそうな顔をしている。

どうして？

どうしてまろがそんな顔するの？

＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／

俺は目に浮かんだ涙を拭き

皆が待っている玄関へと向かった。

誰かに何かを吸わされ

俺は気を失ってしまった。

ｶﾞﾀｯ

俺はいつの間にか玄関へと走っていた

不自然にドアが開いている。

ないこは几帳面な性格だから

ドアはきちんと閉めるし

鍵もちゃんと閉める、

そんなないこがドアを開けたままにして家を出る？

鍵を閉めずに？

おかしい。

おかしすぎる。

俺はふとないこに付けている発信機を見た。

すると場所は 俺が知らないところにないこは居た

家出、？

そんなわけ、

俺は考えることを辞めて ないこの元へと走り出した

「俺たち、別れない？」

ふと彼の言葉を思い出し

足が止まった

俺が助けに行ったところでないこは喜ぶ？

俺と一緒にいるより こっちがいいと言われたら、

どうしようどうしよう、

「俺のことより 好きな人を優先しな。｣

その言葉を言いながら俺は走っていた

まろごめん。

本当にごめん、

俺の事なんて助けなくていいから

だから、

「大嫌いｯ.ᐟ‪」

なんて言ってごめん、

本当は大好き

本当に大好きだから、

ふと俺を呼ぶ声が聞こえる

優しいようできつい口調

微かに荒い息遣い

りうちゃぁぁぁぁぁん！！！！！

そのあのはなにが何だったのか覚えていない

ただ2人が密かに計画していたらしい

これは後で叱らないと。

でも嬉しかったな

まろが俺の事を

大切な存在だって言ってくれた♡

俺も♡

俺にとってもまろは大切な存在♡