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ここは人間オークションの会場

人間オークションとはその名の通り 人身売買を行うイベントだ。

葛葉.

多いな,人

叶.

まぁ、今回もってとこなんじゃない?

葛葉.

そう言えば言ってたな,あいつ

叶.

うん、

俺は葛葉。 この隣にいる茶髪が叶だ。

俺らはChroNoiRっていう まぁ…マフィア?みたいな組織にいて

俺がボス?みたいなんで、 叶は幹部

他にも幹部いんだけど… あいつら、こなかった

オークション司会

皆様どうぞいらっしゃいました!

オークション司会

オークションの始まりです!

叶.

…始まったね

葛葉.

だな

オークション司会

今日の目玉、最初はこちら!

葛葉.

(…こいつじゃない

それから次のも見ていったが、 目当てのは見つからなかった。

オークション司会

そして最後!

オークション司会

赤い瞳をした、少女なのですが…

オークション司会

これが最近噂になっている、

『不幸の少女』

オークション司会

です!

オークション司会

さぁ!どんどん上げていってください!

色々なところから、 100万越えの値段が発せられる。

オークション司会

11番さんの500万を超える方はいらっしゃいますか?

俺は持っていた札を上げて

葛葉.

一億.

と言った。

オークション司会

一億を超える方はいませんか!?

オークション司会

…では、一億で落札です!

叶.

よかったね

葛葉.

そうだな

オークション司会

こちらが今回の商品です

オークション司会

ではわたくしはこれで。

そう言って俺たちの前に現れたのは

俺と同じような赤い眼をしていて

あざだらけ、傷だらけで おまけ程度のボロ布を着せられた 14歳くらいの少女だった。

俺は思わず顔を顰めた。

俺もいくらマフィアと言えど、 このような少女を見て 何も思わないことはない。

一体今までどのような扱いを受けたら、 なにがあったらこんなことになるんだ。

その少女は光が差していない、 闇のような目で俺を見上げる。

葛葉.

っ…

少女

なぜだろう、今までに 感じたことがないような 不思議な気持ちになった。

こいつを、救ってやりたい

俺はそう思った。

叶.

…こんばんは、

葛葉.

叶が少女に話しかけた。

叶.

僕は叶って言うんだ。

少女

叶.

これから君の家族になるんだよ、

葛葉.

…俺は葛葉。

葛葉.

よろしくな

少女

 少女には聞こえているのか、 聞こえていないのか。

少女

俺はそいつの腕を掴んで壁に押し当てる。

その腕は 簡単に折れてしまいそうなほど 細かった。

葛葉.

お前、不幸の少女って言うんだろ?

葛葉.

なら、

葛葉.

お前が幸せで溢れるくらい、

葛葉.

俺らがお前を幸福に導いてやる

少女

…!

その少女は驚いたように目を見開いた。

やっと表情が変わった。

葛葉.

これからよろしくな

これは 過去のことが重なり、 不幸の少女と呼ばれるようになった少女と

その少女に惚れてしまった、 世界最強のマフィアと呼ばれる吸血鬼の

出会いと愛の物語。

拝啓、幸福の少女の君へ

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360

コメント

2

ユーザー

続き待ってます!!!!!! 始まりかたが神ってますッッッッッッッ!

ユーザー

とっても面白いです! 続き楽しみにしてます!

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