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無理矢理翔くんに手を握られながら、教室を出た。
翔くんは
こんなこと絶対にするような人じゃないのに…
今日の翔くんは変。
優
翔
優
翔
って言いながらも、がっちり放さない翔くん。
なんなの、もー///
結局
このまま生徒会室へ向かった。
潤
生徒会室に入って、潤くんの第一声がコレ。
潤くんは
真面目でクールな後輩。
女子からは大人気な潤くん。
自慢の後輩だよね。
なんだけど…
優
潤
優
そう言うと、潤くんは目をまん丸にしながら口が大きくあいていた。
優
やってしまったと言わんばかりの顔。(笑)
翔
困った顔をしながら笑った翔くん。
やっぱり
今日の翔くんは変。
Satoshi.side
さっき優ちゃんに拾ってもらった消しゴムを
1人残された教室で見つめる。
…、なんだアイツ。
櫻井翔…だっけな。
感じわりぃな、アイツ。
俺とは正反対のタイプ。
髪は真っ黒で、キレイにセットされた髪。
確か…、
頭いいんだっけ…。
しかもスポーツもできる、完璧っつーやつか。
智
1人でそう呟きながら教室を出た。
優
ちょうど教室を出た瞬間、優ちゃんと廊下でバッタリ会った。
辛いよ…、優ちゃん
俺とは正反対のアイツと優ちゃんがお似合いすぎて…
そんな俺は
優ちゃんにぎこちない笑顔を向けた。
潤
文化祭でやりたいアンケート箱の中身を確認する仕事。
これまためんどくさい。
多分…、
このために潤くんは私たちを呼んだような気がする…。
翔
潤
翔
優
翔
ふふっ
顔の前でお願いポーズをする翔くんが可愛い(笑)
こんな素敵な人の
彼女だったら、きっと幸せなんだろうなぁ…
なんて思いながら
教室まで長い廊下を歩いていたら
ちょうど大野くんとバッタリと会った。
優
まだ怖いキモチが大野くんに対して、あるから
少しぎこちなくなってしまった。
恐る恐る大野くんの顔を見たら
少し…
困った笑顔になっていた。
悲しいような…
そんなような笑顔。
智
ぎこちないしゃべり方をした私に、
大野くんは優しい声で聞いた。
優
智
ふにゃりと笑った大野くんに
ドキドキしながら
見つめていた。
あれ…
私大野くんにドキドキ…
そんなわけないない!
私は
不良が大の苦手なのだから。
だけど…
大野くんはいい人…
だと思う。
女の子をとっかえひっかえとか…
ヤバいグループの一員とか…
そんな噂は今も絶えないけど
ふにゃりと笑った大野くんを見ると
そんな噂たちが
嘘のように思えるの。
まだ少ししか
話したことないけど
私にはそう見える。
智
そんなことを思っていたら、二人の沈黙を破った大野くん。
智
金髪の頭をポリポリしながら言うぎこちない感じがある大野くん。
やっぱり…
こんな人があんな噂にあうわけがないよ…
優
返事をしたとき
目と目が合って
私はまた
なぜかドキドキしていた。
これって…、恋?
私なんて今まで
恋なんてしたことがないからわかんないや…。
だけど…
このドキドキはなかなかおさまらなくて…
大野くんを見るたびにドキドキするこの心臓…
そんなことを
思っていると
翔
私の少し後ろあたりに
いつからいたのか
翔くんが
私の名前を呼んだ。