回想中断
ホムラ
グルッペン
ホムラ
なんで…
エーミール
トントンさんが起きたで。
ホムラ
ちょっと様子を見に行こうか。
様子を見に行くと、トントンはぼーっとしているものの、さっきより息が上がっていない。
ホムラ
トントン
さっきよりだいぶええわ。
ホムラ
ま、いい機会だと思って休むといいよ。
ホムラ
ありゃやりすぎだ。
ちょっとは控えろ。
トントン
ホムラ
てかむしろ幹部をもっと頼って欲しい。
お前の部下にも。
トントン
だけどついついやってまうねん。
昔からそうやったから。
ホムラ
トントン
グルッペン
これだけ俺たちを支え、助けてくれているんだからな。
トントン
…どこまで聞いたんだ?
ホムラ
トントン
じゃあ続きは俺も一緒に話す。
回想再開
父親に衝撃的なことを言われてからも、トントンはグルッペンと一緒にいた。
グルッペン
…聞いてるか?
トントン
ぼーっとしてた…。
グルッペン
調子悪いのか?
トントン
せや、今度どっか旅行でも行こうや。
グルッペン
トントン
ここら辺のやなくて、遠くの方の綺麗な海。
グルッペン
よし、じゃあ今月末にでも行くか。
トントン
準備しとこ。
グルッペン
トントン
今までここら辺で済ませてたからな。
グルッペン
そう言われてトントンは胸が痛くなった。
トントン
トントン
あんな奴に殺されるならいっそ……)
ひたすらにしゃべり続けるグルッペンの横顔を見ながら、トントンは泣きそうになっていた。
トントン宅
トントン
トントン父親
今日はどうだった?
トントン
トントン父親
お前があいつを消すまでは稽古してもらうぞ。
トントンはグルッペンを消すために殺しの稽古をさせられている。 学校帰りや休みの日はほぼ毎日あの取引先を家に呼んでいる。
トントン
誰も見てない海に行くのでその時にと思ってます。
トントン父親
これであいつも終わりだな。
トントン父親
どこでも好きなところに行きなさい。
トントン
トントンは部屋に戻ってから準備を始めた。 取引先から預かっている武器や、処理のための道具、タオルなど…
途中で虚しくなって何度も中断した。 しかし今から準備しておかなくては直前に怖気付いては困る。
自分を奮い立たせて準備を進めた。
トントン
どっちみち、あいつがおらんとつまらないけど…。
ふと2人で撮った写真を見返した。 グルッペンの父親が撮ってくれたものだ。
トントン
トントン
グルッペン宅
グルッペン
グル父親
どこに行くんだ?
グルッペン
海に行きたいって言うからな。
グル父親
グルッペン
グル父親
どうして?
グルッペン
ずっとなにかに脅えてる顔してる。
グルッペン
あいつの父親は今おかしな連中に狙われてるみたいだ。
グル父親
グルッペン
グルッペン
グル父親
グルッペン
グル父親
グルッペン
それにつけこんで俺を父さんの前から消せばいいと思っている可能性は十分にある。
グルッペン
グルッペン
グル父親
そんな予想ができてるのになんでトントンくんから離れないんだ?
グルッペン
あいつは俺の事をわかってくれる唯一の人間だ。
グルッペンは真剣そのものだった。 トントンを助けたい、そんな思いがその目にあらわれている。
グル父親
お前はそういうやつだ。
わかった、俺もできる限りのことをしよう。
グルッペン
あいつも俺も気が悪い。
グルッペンは不敵な笑みを浮かべてそう言った。 いつだってその時の状況を楽しめるのもグルッペンの強みだ。
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