もも
まき〜
早く行くよ
早く行くよ
まき
あ、うん!
まあや
まき!
まき
もも
ちょっと。何よ、
話しかけないでもらえる?
話しかけないでもらえる?
もも
まき、行こ
まき
…うん
まあや
1学期が始まって3か月
私には友達ができなかった
そんな時、まあやが声をかけてくれた
私はすごく嬉しかった。
そして数日後、ももに話しかけられて一緒に行動することが多くなった
ももはまあやを嫌っていて、
私はももに嫌われたくない。
私と一緒にいないまあやはいつも1人で、
クラスに孤立した
まき
もも
――で、
…ってまき聞いてる?
…ってまき聞いてる?
まき
…え?あ、ごめん
まき
ちょっと考え事してた
もも
もう
だから――
だから――
まき
(ももには嫌われたくない)
まき
(まあやなんていいじゃない。)
まき
(関わったって私にいい事なんてない)
もも
――あ、ちょっと邪魔。
ドンッ
まあや
きゃっ
もも
でさー、まきはどう思う?
まき
まき
…え?あぁ、
まき
(もう関わらないって決めたじゃない)
まあや
ポン
まき
(あれ、メッセージアプリ誰だろ…)
まき
…っ!
まき
まあや…
まあや
「まきのLime桜ちゃんからもらったよ」
まあや
「…まきは覚えてるかな」
まあや
「あたしが1人でいるまきに声かけたこと」
まあや
「そして一生の友達って一緒に誓ったこと」
まき
まき
「今さら何よ!」
まあや
まあや
「…だけどまきはあたしを裏切った」
まき
「だから何よ!!」
まき
「もう連絡してこないで!」
まき
はぁ…
まき
電源切っておこ
ポン
ポン
まき
…!
まあや
「ねえ」
ポン
まあや
「裏切りものに生きる価値なし」
まき
なによ…
まあや
「死ね」
ポン
ポン
ポン
ポン
まき
いやぁぁぁぁ!
まあや
「死ね」
まあや
「死ね」
まき
やめて…!
まあや
まあや
はい、死亡
まあや