最初、弟は
よく笑う、明るい子供だった。
俺も、そんな弟が大好きだった。
なのに。
(幼少期)
父
(幼少期)
ショッピ(幼少期)
あの日を境に。
両親は。弟は。
壊れてしまった。
家には、殴ったり蹴ったりする音が
両親の暴言が
飛び交う。
弟は少しずつ
笑わなくなった。
ショッピ(幼少期)
(幼少期)
作り笑い。
(幼少期)
ショッピ(幼少期)
(幼少期)
笑わない。
(幼少期)
感情を見せない。
弟は...少しずつ変わっていった。
笑いもしない。
泣きもしない。
怒ったり、喜んだりも。
...そんなある日。
両親と俺の乗っていた車が
事故を起こした。
ショッピ(幼少期)
ショッピ(幼少期)
(幼少期)
親戚
ショッピ(幼少期)
ショッピ(幼少期)
(幼少期)
弟は着いてこなかった。
ただ雨に打たれるその背中が
酷く小さくみえた。
小学五年生の頃だった。
ショッピ(幼少期)
ショウ!
あの後も、俺は探し続けた
あの時いなくなってしまった弟を
大事な。
大切な。
ショッピ
ショッピ
今度は。
ショッピ
今度こそ。
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
名前で呼ばれることが、なかった
『ショウ』という名前は
昔いた兄にもらったもの
「ショウ」と呼んでくれるのも
兄だけで。
ショッピ
この呼び方が。
ショッピ(幼少期)
兄に重なる。
なのに。
思い出そうとしても思い出せない
記憶に霧がかかったように。
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
ショッピ
トントン
ショッピ
まっちゃ
まっちゃ
まっちゃ
まっちゃ
まっちゃ
まっちゃ
まっちゃ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!