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12

2021年10月01日

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キーンコーンカーンコーン

先生

えーこれで授業終わります

先生

次は移動だから遅れないように。

はーい

先生

寺坂、話がある。指導室に来い。

沙月

え。はい。

美咲

あっれー?どしたんですか??

美咲

もしかして、、、、とうとうカンニングでm

沙月

してません。そんなことする分けないでしょ。

沙月

美咲じゃあるまいし

美咲

どゆことよ??

美咲

カンニングなんか私もしないわ!笑

沙月

うん、知ってる笑

美咲

で、まじめにどしたの?

沙月

いや、多分進路とかそこら辺のことでしょ。

美咲

さすが優等生。しっかり考えてるんですね〜

沙月

考えてないから呼び出しされてるの。

美咲

あらら

沙月

美咲は?デザインの仕事でもするの?

美咲

うん!そうしようかなって思ってる。
先生にもそう言ったんだ。

沙月

そっか。いいなやりたいことあるって。

美咲

沙月もさ、専門いけばいいじゃん。

沙月

うーん

美咲

やっぱさ、デザインの仕事するにも大学行かないとじゃん?

美咲

だからさ、、あの、、

沙月

行かないよ

美咲

、、、、、まだ言ってないじゃん。

沙月

私はもう絵は描かないから

美咲

でもさ!沙月のデザインで洋服作ったら絶対っ!

沙月

やらない

美咲

、、

沙月

じゃ、いくね

優斗

ほら言ったじゃん、俺

美咲

でもさ、もう高校生だよ?

美咲

大丈夫かなって思っちゃうじゃん

優斗

お前は高校生で気分は晴れてんのかも知んないけど

優斗

あいつはもう戻れないまま高校生になってる。

優斗

心は何も変わってないんだよ

美咲

なんで、、、なんで優斗にそんなこと言われなきゃ
いけないの?私だって、私だって考えたもん!

優斗

でも、考えて失敗してるんだからもう終わりだろ?
次はもうない。これ以上沙月の心は持たない。

優斗

1番わかってんのは美咲なんじゃないの。

美咲

、、、、

美咲

うん

優斗

沙月

え、あ。

優斗

おう

沙月

お、おう?

優斗

どんな顔してんだよw

沙月

え?

優斗

なんかあった?

沙月

いや、別に。

優斗

別にって顔してないけど

沙月

、、、、。

優斗

あれか、美咲か?

沙月

なんで、、知ってるの?

優斗

さっき話してた。ていうか聞いてた

沙月

そ、っか。

優斗

大丈夫。

優斗

普通にしてればいい。

沙月

でも、嫌な思いしてるよ。美咲。

優斗

俺が大丈夫って言ってんだから大丈夫。

優斗

OK?

沙月

うん、、

沙月

わかった。

優斗

それでいい。

優斗

俺を信じて、美咲と普通に話してこい。

優斗

怒ってたら、俺のこと殴っていいからw

沙月

殴らないよ笑
、ありがとね。

優斗

おう!

美咲

あー!戻ってきたー

沙月

あ、うん。

美咲

遅い〜!

沙月

ご、ごめん

美咲

嘘嘘!大丈夫だよ。

美咲

それよりさ、さっき購買で、、

沙月

美咲

美咲

ん?

沙月

さっきは、、、、

沙月

ごめんなさい

美咲

、、、

美咲

私こそ。ごめんね

沙月

美咲は謝らなくていいよ。私が八つ当たりしちゃったの。
本当にごめんなさい。

美咲

ううん。もうさ、お互い様ってことでいいじゃん。

美咲

私気にしてないよ?

美咲

沙月も気にしないで欲しい。

沙月

うん、ありがとう

美咲

こちらこそいつもありがとう。

沙月

美咲

いひひ笑

沙月

あ、さっきの話なに?
購買がなんちゃらって

美咲

あーー、そうそう
購買で翔先輩いてさ

沙月

え!

沙月

お兄ちゃんが?

美咲

そそそ。優斗と話してた

美咲

なんかね、今度ハロウィンパーティうちでしない?って
翔先輩言ってたけど、、やるの?

沙月

はぁ??

沙月

そんなの聞いてないけど

美咲

やるなら私も行きたいなーーーーーって!

沙月

お母さんいないんだよ?
怒られるよ

美咲

え、、、

美咲

やりたい(ボソ)

沙月

んーーーーもう!
一応お母さん聞いてみるから!

美咲

やったーー!
ありがとう♡

10月20日 16:53

沙月

お母さん

お母さん

なに?

沙月

仕事中ごめん

お母さん

大丈夫だよ。今日は雨で一旦中止に
なってるから家にいるよ。

お母さん

どうした?

沙月

そうなんだ。こっちは結構晴れてるよ。

沙月

あのさ、

沙月

最近お兄ちゃんからLINEきた?

お母さん

お母さん

1ヶ月前にこんなの送られてきたんだけど

沙月

あーー

沙月

これね

お母さん

なにこれ?

お母さん

知ってる?

沙月

いや、うん

沙月

なんか、お兄ちゃんが彼女をつれてきて
紹介しようとしたらしいよ。
真昼間に。

お母さん

そうなの?
翔に彼女なんていたんだね

沙月

うん。結構仲良くて、
彼女さんもいい人だよ。

お母さん

よろしく言っておいて笑

沙月

OK笑

お母さん

それで用は?

沙月

あーそうそう。
お兄ちゃんがうちでハロウィンパーティ
しようとか言ってるっぽくて

お母さん

うちで?

沙月

うん

沙月

いいの?

お母さん

どうぞ

沙月

部屋きっと散らかるよ?

お母さん

そこら辺はお母さんがお兄ちゃんに直接伝えておくから。

沙月

わかった。お母さん、まだ帰ってこれない感じ?

お母さん

うーん。そうだね。最近
天気とか都合上よくなくて。

お母さん

撮影進んでないんだよね、

沙月

そっか。

お母さん

ごめんね。沙月。
いつも我慢ばっかりさせちゃって。

沙月

全然大丈夫だよ!
お母さんも体調には気をつけて。

お母さん

ありがとう。
お土産いっぱいまた
買ってきてあげるからね!
何か欲しいものある?

沙月

じゃあ、

沙月

スケッチブックと絵の具買ってきてくれない?

お母さん

え?

お母さん

絵、描くの?

沙月

、、、、、、いや。お母さんの行ってるとこの
『°C-ute love』ってところのスケッチブックが
可愛くて欲しくなっちゃったの。

お母さん

わかったわ

沙月

やったーー!ありがとう

お母さん

いえいえ!

沙月

あとね。今日進路のことで先生と話したの

お母さん

うん

沙月

先生ね。私の昔描いた絵をずっと見ててくれたの。
そしてね。
「きっとあなたは大物になる。私はあなたを信じています」
って

沙月

言ってくれたんだ

お母さん

素敵な先生ね

沙月

うん

沙月

これでさ。私もう一回挑戦しようかなって
おもったんだ。

お母さん

うん

沙月

だから、お母さんやっぱり私
絵を描きたい

沙月

もう一度絵を描いてもいいですか

お母さん

お母さん

先週、通知が来たわ。
あの大物本部から。

沙月

お母さん

あの、有名なHana Laboに
応募したやつが合格したのよ

沙月

私、応募なんかしてないよ

お母さん

あなたのお父さんが
別れる前に言ったの。

お母さん

「あの子を大事にしてほしい。
あの子はきっと素晴らしい子になる。僕は信じている。
大きくなったらまた会いにくるから待っていてほしい」

お母さん

あなたのお父さんが応募したのよ

沙月

うそ

お母さん

報告が遅くなってしまってごめんね。

お母さん

あなたは確実に素晴らしいものを
持っている

お母さん

頑張って行きなさい。

沙月

絵を描いていいの

お母さん

うん

沙月

ありがとう

お母さん

お礼はお父さんによ。
お父さんも来月10年ぶりにフランスから
帰ってくるって。

沙月

え、なんで?

お母さん

合格のことを伝えたの。
飛んで帰ってくるって言ってたわ。

沙月

そうなんだ。嬉しいな

お母さん

お父さんはずっとあなたを信じてたの

お母さん

私があなたのあの絵を見た時は
正直感動したわ。でも世界では活動できないっと思った。
だからそれをお父さんに電話で伝えたの。

沙月

うん

お母さん

そしたらお父さんは優しい声で
厳しい口調で

お母さん

「あなたが信じないでどうする。」

お母さん

って言われちゃって

沙月

うん

お母さん

謝りたかった

お母さん

沙月、いろいろ本当にごめんね

沙月

うん。大丈夫だよ

沙月

お母さんはいつも私のこと考えてくれて
世界にいるお母さんだからこそわかってることを

沙月

教えてくれたんだよね

沙月

ありがとう

お母さん

お母さんこそよ

お母さん

頑張りなさい。沙月。

遡ること1ヶ月ほど前

お母さん

こんばんは

お父さん

Bonjour!Bébé Je t'aime♡

お母さん

Moi aussi

お父さん

Hourra !

お母さん

聞いてほしいことがあるの。

お父さん

日本語久しぶりだな。
どうした

お母さん

これ

お母さん

お父さん

沙月のか

お母さん

うん。合格だって

お父さん

おめでとう

お母さん

私はまだ認めてないのよ

お父さん

なんで

お母さん

あの子は絵だけで世界に活躍できない

お父さん

なぜそう思うの

お母さん

世界にはもっと素晴らしい絵がいくつもあるの

お母さん

その中で高校生の絵がずっとこれから先も残されていくと思う?

お父さん

思わない

お父さん

だからこそいいんだよ

お母さん

なにを言ってるの?

お父さん

僕だって、今フランスにいて
少なくて100以上のデザイン、絵画を見てきた。

お父さん

フランスには日本とはまた違う絵が沢山ある。

お母さん

だから無理だと言っているの

お父さん

僕は言っていない

お父さん

そうやって、自分とは違う絵を沢山見て
沙月は学んでいけると僕は思う。

お父さん

あの子の魅力に惚れる人はきっと世界中に沢山いるはず。

お母さん

なにを言ってるの

お母さん

無理に決まっているじゃない

お母さん

あの子の心はもう限界よ

お父さん

限界にさせてるのはお母さんじゃないの?

お父さん

沙月は弱くない。頑張っていける

お父さん

僕は信じている。

お父さん

絶対に大物になると。

お母さん

、、、、

お父さん

あなたが一番になって信じてあげないと

お母さん

わかったわ。

お父さん

僕も再来月飛んで帰るから。

お母さん

え?仕事は?

お父さん

仕事があるから再来月なんだよ。本当なら明日にでも帰りたいよ

お母さん

そうなのね笑

お父さん

うん。それじゃあ。
さっき言ったことを忘れないで。
あなたが一番にだよ。強がらないでね。

お父さん

Je vous aime

お母さん

je t'aime aussi

美咲

優斗!!

優斗

うるせ

美咲

は?

美咲

じゃなくて、ハロウィンパーティのことさ
沙月なんも知らないって言ってるよ

優斗

なんでそれ知ってんだよ

美咲

購買で翔先輩と話してるの聞いたの

優斗

うわーやってんな

美咲

うるさい!

優斗

ま、とにかく大丈夫って言ってたから大丈夫じゃね?

美咲

沙月お母さんに聞くって言ってたよ

優斗

ふーん、知らねえもん俺。

美咲

自分勝手だな。

優斗

さっきからうるせ。ねろ

美咲

あのさ

優斗

寝ろっつてんの

美咲

沙月の心がもたないって今日言ってたけどさ

優斗

美咲

やっぱり違うと思うんだよ

優斗

は?

美咲

私が一番わかってるっていうのもなんか違うと思う

優斗

なにいってんの?

美咲

一番わかってるのってさ

美咲

優斗じゃない?

優斗

なに勝手なこといってんの?

優斗

そろそろ、しつこいんですけど

美咲

沙月は強い

美咲

優斗

優斗

なんだよ

美咲

知ってるんでしょ?

美咲

沙月が絵を描かかない理由

優斗

、、、、、、

美咲

一番知ってるのは

美咲

やっぱり私じゃない

優斗

俺かよ

美咲

さっきからそう言ってるの

優斗

、、

優斗

お前さ

美咲

なに

優斗

腹立つわ

美咲

は?

優斗

俺が沙月を知ってるってなにを?

美咲

なに?

優斗

お前なんも知らないくせにさ
勝手なことバンバンさっきから

優斗

うぜぇよ

美咲

じゃあさ。さっきだって私のことなんも知らないくせに
いろいろ言ってたからお互いでしょ!

優斗

、、、、、

美咲

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