あの子は学校の 人気者、
僕は学校の 除け者。
あの子は、 出来ることが多い 秀才な子。
僕は、 出来ることがない ただの邪魔者。
あの子は、 皆の憧れ。
僕は、 皆の悪いお手本。
こんな僕が 何であの子と 仲良く出来ると 思ってたんだろう。
皆、 個性があって、 取り柄があって、 素晴らしい子。
僕は、 個性も取り柄も ない駄目な子。
使えないが 取り柄です。
だから、 覚悟を決めて、
飛び降りようと 思ったんです。
でも、 やっぱり死ぬのが 怖くて、
やめてしまったんです。
あの子は、 僕の前で偽り笑うのは 嫌いなんです。
…他の奴の前では 笑ってるのに。
僕は「悪者」なんです。
神でも、人間でもない、
邪魔な生き物 なんです。
そしたら… 笑えなくなって…
泣くのも、 怖くなったんです。
或人はいいました。
「泣き虫は人生の 邪魔者だ。」
また、或人は 云いました。
「お前は人間の 底辺だ。」
そんな事、 言われなくても 分かってる。
泣き虫で 使えない僕は、
人間の底辺、 人生の邪魔者。
だから今日も、 必要ない息をして、
必要ない人間に なるんです。
今日、 本当に吐きかけました。
教室に居るだけで、 気持ち悪くなって、
いつもなら、 家まで我慢できるのに、
その場で 吐きかけて、
結構前から 母に辛いから 言ってたけど、
信じてもらえなくて、 毎日学校に 行かされて…
もう、 どう生きたらいいか 分かんないや…。
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コメント
6件
泣きたかったら泣いていいんだよ 辛かったら逃げていい でも、居なくならないで…
泣き虫なのは、思ったことや辛かったことを感情として、涙として吐き出せる証拠だよ。逆に、全然泣かない人の方が怖いと思う。
人間の底辺なんかじゃないよ。