この作品はいかがでしたか?
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ガチャッ
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扉を開けると、廊下の暗い雰囲気とは違い、太陽の光に照らされている部屋があった。
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窓があったため、外を眺めると、ここは軍に似ている事が分かった。
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探索していると
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紫色の彼がよく身につけていたヘルメットが見つかった。
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俺は何を思ったのか、ヘルメットをかぶった。
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ふわっと身体が浮いた。
sn
sn
ガラガラ…(窓)
syp
俺は今、軍の敷地内を散歩している。
syp
小声でそう呟くと、遠くからこちらに手を振っている人が見えた。
syp
kn
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案の定、水色が来た。
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syp
先輩は、俺を見ると首を傾げた。
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syp
慌てて頭を触ると、サラッとした感触がした。
間違いなく、これはヘルメットのでは無く、髪の毛だ…。
syp
kn
syp
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syp
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syp
一気に居心地が悪くなったため、部屋に戻りヘルメットを取りに行った。
俺はふわっと地面に足をつけた。
sn
今いる庭は、棟のすぐ隣にある。 俺が居た軍も、庭がすぐ横にあった。
sn
sn
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直感でそう感じた俺は、すぐさま行動に移した。
syp
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俺は部屋に置きっぱなしにしていると思い、部屋に来たのに、ヘルメットは見当たらなかった。
syp
その瞬間、ふわっと風がそよいだ。
syp
俺は、記憶を蘇らせても窓を開けた記憶は無かった。
syp
窓を閉める際、下を覗いた。そうすると
俺のヘルメットを誰かがかぶっているのが見えた。
syp
目を凝らしても見えない。
syp
syp
そう思ったが、俺はふと思った。
syp
syp
追いかけるのは後ででいいかな。
syp
syp
俺はいつも通り、薄水色が寝ている所のカーテンを開けた。
けれど、彼の姿は無かった。
syp
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sn
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俺は、すぐにベッドの下に隠れた。
そうしていると……
syp
sn
俺が凄く会いたかった、
俺の背中を押してくれた、
syp
紫色の彼が居た。
sn
紫色は立ち止まってしまった。ここに本当は誰か眠っていたのだろうか。
眠っていた人が居なくなって、立ち尽くしているのだろうか……?
syp
そんなことを思っていると、俺の目の前に、彼の顔が見えた。
syp
ベッドの下から……誰かの気配がした。
バッ!
俺は直ぐにベッドの下を見た。
そうすると、何が起こったのか、
ずっと会いたかった
薄水色の姿があった。
syp
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syp
syp
sn
彼の瞳から、大粒の雫が零れ落ちた。
sn
それを見た俺は、つられて泣いてしまった。
syp
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なんで。なんで?なんで、
ずっと会いたかった、ずっと目を開けて欲しかった
薄水色の彼が、俺のヘルメットをかぶっているのか。
そんな事はどうでも良く、今はただ、彼に逢えたことが嬉しい。
sn
syp
sn
俺は、あの時。
何が起こったのか分からなかった。 今もよく分かっていない。
けれど、俺と彼の考えでは、
2人の「会いたい」という強い気持ちが
奇跡を起こした
と考えている。
sn
syp
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syp
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……俺はあの時、薄水色の液体が零れてしまったが。今はもう、零さないよ。
1人じゃないから。
コメント
1件
BADEND、欲しいですかね?