勝は、沖縄県の昭和10年8月10日生まれ。勝が10歳のとき、戦争は起こった
勝
お母さん!あれって何?
お母さん
何かしら?……もしかして…
勝
?
お母さん
勝!逃げるわよ!
勝
え?どうして?
お母さん
いいから!早く来て!
勝
は、はい
僕はその時何も知らなかった。これからあんなことになるなんて……
お母さん
防空頭巾持ってきた?
勝
うん!
お母さん
まずは防空壕に入って!
勝
え?
お母さん
いいから!
勝
わかった。
僕は防空壕へ入った。
お母さん
ふぅ。
勝
お母さん?何があったの?
お母さん
あれは、戦闘機といってね。あれが私達を襲うの。
勝
え。……
お母さん
だからここに来たの。
勝
ふーん。それよりさ、みんなはどうなるの?
お母さん
さぁね。今頃逃げてるだろうね。大丈夫!ここには誰も来ないから!
勝
ごめん!お母さん。
お母さん
どうしたの?
勝
僕。和子にここのこと言ってしまったんだ。
お母さん
え。?でも、その子だけでしょ?。
勝
うん。
お母さん
なら大丈夫よ!あなたが好きな子を見捨てられないものね!
勝
ありがとう♥お母さん!
一方、和子の方は。
和子
お母さん!逃げよう!
和子のお母さん
なんで?
和子
あれみて!
和子
和子のお母さん
あら!本当!一緒に逃げましょう!
和子
それよりさお母さん。防空壕に入ってみない?
和子のお母さん
そんなところいて見つかったら元も子もないわよ!
和子
私は行く!じゃあね。
お母さん
待って!あんたがそんなに本気なら私もついていく!
和子
ありがとう!お母さん!!
そして二人は防空壕ヘ向かった。 その後、防空壕について。
和子
ここだよ。
和子のお母さん
結構人居るんじゃないの?
和子
いいや、居ないよ。いるのは勝くんとそのお母さんだけだよ!
そして和子は防空壕を開けた。 ガチャ。
勝
?
和子
やっぱりいた!
勝
和子ちゃん!
お母さん
さぁ、早く入って!
僕は防空壕を閉めた
和子のお母さん
始めまして。いつも和子がお世話になります。
お母さん
始めまして。私も勝がお世話になっています。
勝
ねぇねぇ、和子ちゃん!
和子
?何?
勝
もし、このまま生きて帰れたらいつか結婚しようね。
和子
うん!
その1時間後……
外国人
ガチャ。
和子のお母さん
あ………
お母さん
あ………
外国人
There it is .
外国人
kill.goodbye!
バンッ!
それから15年後。昭和35年。みんなは今…
まずは勝たちの家族から。
勝
こんにちは!勝です!今、25歳です!お母さんは死にました。…守ってくれたんです。
お母さん
………………
続いて和子の家族。
和子
こんにちは!今は勝と結婚して妊娠5週間目の新婚夫婦となっています!お母さんも元気です。
和子のお母さん
こんにちはm(_ _)mあのとき勝くんのお母さんが外国人を説得して勝のお母さんだけ殺されたおかげで助かることができました。本当に命の恩人です。
※これは実際にあった出来事を再現しています!