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_真実の手錠をかけて_
緑 × 黄
chapter2
start
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あれから何日がたったのだろうか
よく分からない
講評会の日に大学に電話をかけて何日か休みを貰った
けど 、 特にすることもなくほとんどベッドの上で生活をしている
… 何も考えたくない、
絵も、すちくんも、大学も
絵が泣いている とか 寂しいの.ᐣ とかすちくんに色々言われたのが頭から離れない
自分でも自分のことが分からないのだ
ぼ- と ただ壁を見つめるだけ
すると 、 スマホのバイブ音がした
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重い腰をあげ 、 机を見ると大学からの電話だった
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大学に来ないと単位が落ちる
そんなことを言われたら来るしかなかった
ただ座って真っ白なキャンバスを見つめるだけ
けど 、 すちくんはいつも通り話しかけてくれた
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申し訳なさそうに躊躇いながらも話しかけてくれるすちくんに思わず受け答えをしてしまった
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この休みの日はずっとそのことについて考えてた
自分でも本音がわからなくて 、 それを探すためなのか
でも 、 何も得られずただ時間が過ぎていくだけだった
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そう筆を渡され 、 肩に手を置かれる
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今の気持ち 、.ᐣ
俺は今 、何を考えてるんだろ
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そういい後を去ってしまった
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今の気持ち …
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わからなかった
ただずっと白いキャンバスを見るだけで時間が過ぎていった
それが悔しくてたまらなかった
周りの人は絵がかけても 、 俺は何も出来ないのが
憎らしかった
みこちゃん 、 どこっ .ᐣ
いつの間にか授業は終わっていた
それほど絵に没頭していたのがわかる
みこちゃんの絵を見ようと席へ行ったがみこちゃんの姿はなかった
すぐさま廊下へ出てみこちゃんを探す
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教授だっ
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体調 … .ᐣ
確かに元気なかったけど …
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先生に怒られないよう 、 早歩きでみこちゃんの元へ向かった
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ベッドにうずくまって泣いているみこちゃんがいた
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俺の存在に気付き 、 逃げようとするみこちゃん
咄嗟にポケットに入っていた手錠をかける
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片手だけ拘束されて動けないため 、 ただ床を見て立っていた
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逃げないように 、
だけど 、それを言ったら…余計
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笑って誤魔化していた
けど 、手錠の冷たさに隠せない感情が溢れてしまっていた
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そういうみこちゃんにほっとした
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