誠一
誠一
昨日の夜は翠さんと勉強しとった。
元フローリストの俺とガーデニングを趣味とするアグリーダックの塔翠さん。 花について連絡を取り合ったり、翠さん馴染みのバーに2人で足を運ぶ仲で。
そんな彼は、伝説的な名探偵に仕えていた経験豊富な超優秀記録者でもある。 やから翠さんの親切で時々勉強の先生をしてもらっとって、つい熱が入ると12時をゆうに過ぎる事もしばしば。
最近は遅くまで続ける事が増えたせいで欠伸をしたりフラフラしている事も増えた。
これで倒れたら本末転倒やな…。と思っていると、事件依頼を告げる女王陛下がふっと現れる。
テリー
誠一
誠一
まどか
少し離れた所から恵美の声が聞こえる。 きっとまたあのデカいベッドで寝とって、駄々をこねるんやろうな
まどか
ほらみぃ、アイツはどうしようもないやっちゃ
誠一
誠一がいつもの様に恵美を起こす為に歩き始めると、テリーも後ろからちょこちょこと着いてくる。 その顔は相変わらず気品に溢れていて、まどかの方を少し困った様に見つめていた。
誠一
誠一
足がもつれて転けそうになる誠一。 なんとかバランスを保ち床へ倒れ込む事は無かったが、そのアクシデントは体が万全の状態では無い事を告げている。
誠一
誠一はそうボソッと呟いた。 そして
名探偵の鋭い瞳はその光景を"見ていた" しかし、すぐにベッドの中へ潜り込んでしまい……
まどか
誠一
健三
誠一
健三
誠一
テリー
誠一
誠一
まどか
誠一
ポンッ
テリー
テリー
誠一
健三
誠一
健三
誠一
健三
誠一
健三
健三
健三
誠一
健三
誠一
健三
誠一
健三
誠一
健三
健三
後にこの事件が誠一の"なにか"を壊す原因となる事は、まだ誰も知らない。
『???』
部下
ボス
部下
ボス
"ボス"と呼ばれたその男は、部下らしき男に指示を出し、渡された紙に目を通す。 その瞳は見つめ続ければ呑み込まれてしまいそうな程深く、息苦しい圧を感じさせる
『スワロウテイルの記録者・踏分誠一 誕生日3月24日、年齢25歳、身長178cm、血液型、O型 ──現在不安定。苦悩中』
ボス
普段の動向と現状を見るに、こいつを引っ掛けるのは簡単だろう。だが腐ってもネストの記録者。 俺もコイツに興味が湧いているし、万が一の為に…
ボス
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