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暗い部屋、汚物の匂いに囲まれて、今日も寝転がる。 きっと誰も聞いていない溜息を付く。 外は既に黒く染まっており、人っ子一人居ない。 窓から眺めた景色は、余りにも濁っていて、好きではない。 近くの公園の街灯を、ぼんやり眺める。 と、同時に、何らかの影が見える。 目を薄める。 人だ。 人が居る。 なんだ、鼻歌なんか歌ってるじゃないかよ!!誰だあいつ
そんな事を思っていたら、下から別の住民の声がした。
微睡
軽く返事をする。 ''あれ''とは、四方八方ゴミ塗れの床に転がっている、黒いビニールシートに包まれた物の事だろう。 とても女2人では持てない重さ。 ……。さっきの人、まだ居るかな。 窓から身を乗り出す。近くの公園に、人影が見えた。
夢幻
かなり近所迷惑な声で、そいつに声をかける。 あは、道連れにしちゃった