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205号室（st視点）
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なーくんと話してるあっとを見て、俺はこっそり安堵する。
入院中、事故のことが蘇って、少し病んでしまうかもしれないと思って、今日はあっとの憧れであるなーくんに来てもらったけど、元気そうでよかった。
ちぐさから聞いたが、女子友達に何人かあっとファンがいるらしいが、いつもと違って元気ないらしいw
明日には退院して、月曜日から学校行けるっぽいから、もうそんなことはなくなるなw
俺はすっかり、あっとが明日、100％退院する気になっていて、忘れていた。
医者から言われた言葉を、、、。
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あっとが血を吐いていた。
その光景を見て、俺は瞬時に医者からの言葉を思い出した。
「奇跡的に助かっただけなので、急に症状が悪化する可能性が十分にあります。場合によっては、最悪なケースになるかもしれません。そのことは、お兄さまはしっかり頭に入れといてください。」
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なんで俺は、、、俺は忘れていたんだっ、、、！！
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辛いんだろう、あっとは血を吐きながら涙を流し、必死に息を吸っていた。
nn
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俺はどうしたら良いのかわからず、あっとの背中をさすった。
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ガラガラガラ！！
ナース
医者
ナース
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医者
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ガラガラガラ
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nn
なんで俺は忘れてたんだ、、、。
あっとはもう、すっかり元気なんだと、思い込んでた、、、。
その結果、あっとは、、、！
nn
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なーくんに背中をさすられ、俺はハッと我に返った
nn
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nn
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なーくんのおかげで正気に戻った俺は、今日来れない奴らに連絡した。
連絡してる間も、俺はずっと不安だった。
どうか、無事でいてくれ、、、！！
1時間後 205号室(st視点)
ガラガラ
st
nn
ナース
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ナース
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ナース
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nn
少し遠くにある廊下（nn視点）
ナースさんに連れられ、奥の方に進んでいくと、あっとくんの治療を担当してくれていたお医者さんが立っていた。
ナース
医者
医者
お話、、、？
st
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医者
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nn
この言い方、、、。もしかして、、、？
医者
医者
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なんだろう、、、？
医者
医者
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人生を大きく変える、、、。
nn
医者
お医者さんは少し溜めたあと、衝撃なことを言った。
「性別が変わるんです。」
st
nn
性別が、変わる、、、！？
医者
医者
医者
医者
確かに急に性別が変わったことで、笑い者にしてくる人たちとか、いるのかな、、、？
俺はあり得ないことすぎて、頭が追いついていない、、、。
nn
医者
ななさと
ﾀﾋ、、、ぬ、、、？
医者
すごく確率が変わる。
ほぼ0％か95％か。
st
医者
これは、他人の俺がどうこう言える問題じゃない。
あっとくんのことを1番長く、1番近くで見てきたさとみくんが一人で決めなければならない。
俺はじっと、さとみくんが出す答えを待っていた。
そしてついに、さとみくんが口を開けた。
st
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