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少し離れたところにある廊下(st視点)
「性別が変わるんです。」
「もし注射をしなかったらあっとくんはどうなるんですか、、、?」
「タヒぬ確率が、非常に高くなります。」
「もし注射をすれば、タヒぬ確率は大幅に減り、95%の確率で生きれます。」
医者
そんなことを急に、全部言われて、決断できるやつはいるか?
いくら血の繋がった弟とはいえ、他人の人生を、俺が決めていいのかよ、、、?
俺は短時間でいろいろ考えた。
俺は、例え性別が変わったとしても、あっとに生きていてくれた方が嬉しい。それは俺だけじゃなくてまぜた達とか、なーくんとかもそうだろう。
だけどそれで、あっとは本当に幸せになれるのか?
もし目覚めて、鏡を見たら性別が変わってて、これから一生その性別で生きろって言われたら、あっとはどんなことを思う?
タヒぬ確率が高い方を選んで、生きるかタヒぬかかけてまでして男として生きることを選ぶか。
生きる確率が95%で生きれる確率が高い方を選んで、男という性別を捨てて、女として生きることを選ぶか。
あっとだったら、どっちを選ぶ、、、?
〜回想シーン〜
モブ
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モブ
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現実(st視点)
悔いのない人生にしたい、か、、、。
なるほどな、、、。あっとらしい。なら、答えは一つだな。
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医者
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医者
医者
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医者
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手術室(nn視点)
手術室に入ると、手術台に横になって、眠っているあっとくんの姿があった。
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さとみくんはあっとくんの手を取った。
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そう言ってさとみくんは、あっとくんから離れた。
あんま長くないのも、さとみくんらしいな、、、。
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帰り道(nn視点)
あっとくんを応援したあと、帰り道をさとみくんと歩いていた。
その間、さとみくんはずっと黙っていた。
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さとみくんは、あんまり自分から不安なこととか言わないからな、、、。
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俺の名前を呼んで足を止めたさとみくんに合わせて、俺も足を止めた
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さとみくん、、、。
やっぱ怖いよね。そりゃそうだよ、大好きな弟が、急に妹になって、しかも確実に生きれるわけじゃなくて。
あっとくんのことを、本当に大切にしてたさとみくんが、怖くないわけがない。
病院では隠してたんだろうな、、、。
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さとみくんの背中をさすって、また歩き始めた。
前から差し込んでくる夕日が眩しくて、さとみくんの顔は見えなかった。
だけど、俺には、さとみくんの涙が見えたような気がして、安心するまで、背中をさすり続けた。