恋と友情とアオハルと。

ふと目が開いた。 ここは…

眩い光が窓から差し込んでいる。 そしてここにいるのは……

椿くんは申し訳なさそうな表情のまま首を振った。 そして、私はふとあることを疑問に思った。

その瞬間、私の頬は自覚できるくらい熱くなった。

顔が真っ赤な私に対し、 椿くんは『大丈夫か？』と言いたげな表情で、心配の眼差しをこちらに向けていた。

二人きりの帰り道。 なぜかとてつもなく恥ずかしくて 目を合わせて話せない。

ードキッ

私は、ここでさっきから感じていたものが なにかはっきり分かった。

私… ＿＿椿くんのことが、好きなんだ。

私は顔を火照らせながら、 優しく見つめる彼の瞳に惹かれていた。

＿＿＿そんなこんなで、お互いの家の分かれ道に着いた。

椿くんは笑顔で、私はぎこちなくお互いに手を振り、家へと向かった。