TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

この手で、必ず。

一覧ページ

「この手で、必ず。」のメインビジュアル

この手で、必ず。

4 - IV_錯覚

♥

1,008

2025年05月20日

シェアするシェアする
報告する

 

 

出来れば避けたいものだったが

やはり闇は闇の中で捌くべきだろう

今なんて?

天闇

ですから、

天闇

"私を組織に加えてくださいませんか"

天闇

と申したのです

よく言えるね、そんな事

彼は幹部のひとり

基本日中の間は喫茶店でバイトをしている

しかし日が落ちるともう人間ではなくなるらしい。

天闇ちゃん?

笑顔を振りまいてはいるが、腹の底も見えない

俺は賛成だな

えー

月と夜。

組織を乗っ取るに当たって引き金となる存在

菊が言うからには間違いないだろう

天闇

どうかお願いします

本当のところは頭を下げるなんてしたくないが、

そこまで大きなツラを構えられるほど強くもない。

どうしよっかねぇ

あ、後から逃げ出すなんて事しないでよ?

処理大変なんだから~

天闇

分かっています

天闇

その時は迷わず、脳天を打ち抜いてください

……死ぬのが怖くないの?

天闇

怖いです

天闇

でも殺される気はない

天闇

……ですので(ニコ

まぁ、そこまで言うなら好きにして

上司は夜になってもらうから

りょ

天闇

ありがとうございます!✨️

警戒心が薄いのか?

頭を下げただけでこうも簡単に潜入できるとは

天闇

(トントン拍子で事が進んでいく

天闇

(菊が根回しでも…

天闇

(…いや彼が手を貸す義理はないから違うか

まぁ、そんな事はどうでもいい

まず菊を仲間に入れる

じゃあ、お前の配属ここな

天闇

はい

そもそも私は慎重すぎた

最初からこうすべきだったのに、

動く前から死を恐れた。

天闇

(もう、振り返らない

迷わない。

今までは、既に"道"という道を進んできた

小学校を卒業し、中学校に入学

誰もが通る道だった。

今の私には道を示してくれる親も教師もいない

自分で切り開いて進んでこそ人生だ。

おい女

天闇

天闇

菊、さっきは都合が良すぎると思うんだけど

俺もそう思って月さんに聞いた

天闇

なんて?

なんか夜が気に入ってたから?まぁ見所無かったら捨てちゃうけどねー♪

って

天闇

そっか

んで、なんの用で来た?

その細身でわざわざ潜入までして

天闇

武器の使い方くらいは知っておきたいってのと

天闇

仲間探しをしたくて

仲間探し…

天闇

それで菊、話があるんだけど_

却下

天闇

……まだ何も言ってない

大体想像つくだろ

天闇

ゔ、

天闇

...どうすればいい?

......

大体お前、ちゃんと分かってるのか

もし潜入がバレたら迷いもなく殺されるだけ

_死ぬんだぞ

天闇

貴方こそ何も分かってない

天闇

私がどれだけの覚悟を持っているのか

だったら示せ

俺は出る

 

話はそれからだ

天闇

...?

話はそれから?

どういう意味?

天闇

......あ、

天闇

そっか

菊は私より年上

堂々とした態度で私と接するに躊躇いが見えなかった。

‪”‬だったら示せ、話はそれからだ‪”‬

組織を立ち上げた時にボスになるのは私だ。

同時に仲間の命を抱える

普通に考えて

自分より年下の、しかも女である私に

そんな簡単に命は預けられない。

天闇

死を恐れて動いているように見えた状況が動いていなかったことも

天闇

此処に居る意味を

天闇

事の重さも分かってなかったのは

私の方_

天闇

何が‪覚悟‪だ...w

天闇

『今の私は』

天闇

『ただ飛べていると錯覚してた小鳥でしかないのに』

んー

万が一の場合に備えて

盗聴器を仕掛けたはいいが

どうした?

いや、別に

この女...

制服を着てたし学生なんだろうけど

さっきからブツブツ、覚悟だとか小鳥だか

よくわかんないこと言ってるし。

そもそも何故ここに?

......はっ、

もしかして俗に言う中2(厨二)病的な...

あれか...?

※違います

この作品はいかがでしたか?

1,008

コメント

25

ユーザー

好きすぎてファンマつけました(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡

ユーザー

久々の投稿ッ!この作品好きなんでまた公表されて嬉しい…なんか宝くじ当たった気分だ(?)Riさんの記号の使い方とかすっごい好きですッ!🥹菊くんって俺の記憶正しければ初登場?、物事の捉え方をしっかりしてるのすごいかっちょええッ…これからどうなるんや…

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚