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結局のところ、「こんなことは 馬鹿げてはいないか」という 恐怖心以外に、この世に 馬鹿げたものは存在しない。
––– アンリ・ル・フォーコニエ
夜彦
久遠
夜彦
夜彦
久遠
夜彦
久遠
と僕達がエスカレーターに 乗った時だった。
夜彦
突如、上りのエスカレーターが 高速で動き僕は ジェットコースターのような スピードで上のフロアへ 放り出された。
夜彦
膝を打撲し、痛みに悶えていると 後ろにいた虎走さんは ケロッとした表情で僕を見ていた。
夜彦
久遠
夜彦
痛みが少し引いてきた所へ 僕達の敵が 目の前に現れた。
夜彦
桃音
久遠
と虎走さんが彼女に 掴み掛かろうとした時 ふと嫌な予感がした。
思わず僕は彼女の腕を掴んだ。
久遠
夜彦
僕は勢いよく虎走さんの 腕を後ろへ引っ張った直後...
ドンッ
と僕達と彼女の間の床が フッと消え、下のフロアが 阿鼻叫喚の巷と化した。
久遠
桃音
桃音
僕は恐る恐る陥没した箇所を 覗き込むとそこには 赤い血溜まりができている のがよく見えた。
夜彦
気持ち悪い。
あのぐちゃぐちゃなのは何だ?
これは夢?ゲーム? いや、現実だ。
そんなむせ返る臭いに 更に吐き気を催した。
桃音
桃音
桃音
そう言いながら笑う彼女は まるで悪魔に見えた。
夜彦
夜彦
夜彦
夜彦
僕の口から思わず そんな言葉が飛び出した。
桃音
桃音
夜彦
桃音
夜彦
桃音
桃音
桃音
夜彦
久遠
久遠
桃音
夜彦
桃音
桃音
久遠
夜彦
久遠
久遠
桃音
久遠
夜彦
久遠
夜彦
そう言って僕は彼女の手を 引きその場を後にした。
桃音
桃音
桃音
雑貨屋
さっきの陥没で人がいなくなった 雑貨屋へ僕達は逃げ込んだ。
久遠
夜彦
久遠
夜彦
夜彦