神と修羅

確信を持つこと、 いや確信を持っている かのように行動せよ。 そうすれば次第に本物の 確信が生まれてくる。

––– ヴィンセント・ヴァン ・ゴッホ

別のフロア

僕はそんな捨て台詞を言うと 背中を向けて走り出した。

洋服屋

「よーし、行ってこーい‼︎」

聞き間違いかと思い 自分の耳を疑っていると 遠くから何やら モーター音が聞こえた。

謎の音に動揺していると “ソレ”は自ら姿を現した。

ビーッ　ビーッ

その不気味な音は 空中を旋回するドローンだった。 しかし何故か不穏な音を 発しながら僕と見つめ合っている。

と、その音に疑問を 持った時だった。

ドローンから“何か”が数発射出され 僕は避けたつもりだったが １発だけくらってしまった。

そして僕とドローンの恐怖の 鬼ごっこが始まった。