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ユキ

いやー、やっぱりここはいつでもいいわね。

特に何も考えたくない時に来る海

ユキ

月が綺麗

月に手を伸ばす

ユキ

ふふ、届かないなぁ

ユキ

うー、さむさむ。

ユキ

流石に冬の海は寒いなぁ

ユキ

夜は海風、だっけ?
学生ん時に覚えたなぁ

ユキ

ま、覚えてないけど〜

ユキ

家かえーろ♪

座ってた石垣から降りるために後ろを向く

ユキ

ぅわっ!?

後ろを向いた時、赤い目をした女の子に押された

すまんのぉ。

本来ならこんな事しなくてええのになぁ

全てがスローになる

ユキ

(ここ、浜ないから…)

ここから落ちたら 海しかない

ユキ

(死んだなぁ)

はぁ

落ちていく人を眺める

なんで儂に回ってきたんじゃ?

バシャッ

あぁ、落ちたか。

ここ、高さあるからのぉ。

何めーとるからこんくりーと位の硬さになるんじゃったか

まぁ、さすがに死んだじゃろ

来世は幸せにな

次はちゃんとした仕事じゃよな?

死神の

痛い

ユキ

(落ちた時に背中を打った)

ユキ

(もう、助からないだろうなぁ)

ユキ

あがっ

ユキ

(息を吸おうとして鼻に水が入ってしまった)

ユキ

(苦しい)

苦しい

ユキ

(息ができない)

ユキ

(どんどん沈む)

ユキ

(体温も奪われていく)

ユキ

(動けない)

苦しい

ユキ

(やだ)

ユキ

(死にたくなんか、ない)

苦しい 苦しい クルシイ クルシイ クルシイ クルシイ

くるしいクルシイ苦しいくるしいクルシイくるしい

ユキ

(なんで、私が…!)

そうして、私は意識を手放した

上弦の零様はご機嫌

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