もう疲れちゃったよ.
ねぇ?…気付いてる?
◇
◇
今日も貴方は
あのコを見つめる.
その瞳はひどく優しく
あのコだけを見る.
そう. まるで、隣にいる私が
見えてないかのように.
でも、もう
そんなことにも馴れた私.
桐島 かこ
桐島 かこ
五十嵐 一真
五十嵐 一真
桐島 かこ
五十嵐 一真
五十嵐 一真
そう言って頭を掻く貴方.
五十嵐 一真
五十嵐 一真
桐島 かこ
私の答えが意外だったのか
貴方は驚いた顔をした.
五十嵐 一真
桐島 かこ
桐島 かこ
桐島 かこ
五十嵐 一真
五十嵐 一真
貴方は決意したように笑った.
◇
私と一真は高校に入って
すぐ仲良くなった.
趣味も合ったし、一真と
いるのはすごく楽しかった.
そして、いつの間にか私と
一真はなんでも言い合える
ような親友になっていた.
そして、一真から好きなコが
いると聞いたとき私は
言い様のない感情に襲われた.
その時、私はやっと
気づいたんだ.
私は一真と親友に
なりたかった訳じゃないと.
たった一人の彼女に
なりたかったんだ.
でも気づいた時には遅かった.
もう、一真の恋を
応援するしかなかった.
そう決めていた.
なのに、私は一真に
告白することにした.
振られることは
目に見えてるし
告白なんかして気まずくなって
今のこの親友という
ポジションですら居られなく
なってしまうことが
怖かった.
でも、私はもうどうせ一真の
隣には居られなくなった.
私は引っ越すことになったから.
…それもここから
遠く離れた田舎に.
そしたら、会おうとしない限り
会うこともなくなる.
だから、最後に
気持ちを伝えることにした.
◇
今日で私はこの学校に
行くのは最後になる.
でも、私が転校することは
先生以外知らない.
私が誰にも言わないで下さい
と言ったから.
何度も先生はそれでいいのか?
って聞いてきたけど
私は頷くだけだった.
そして放課後、貴方に…
一真に話しかけた.
友達と話していた一真は
気付いて近付いてきた.
五十嵐 一真
五十嵐 一真
私は精一杯いつものように
笑って言った.
桐島 かこ
五十嵐 一真
五十嵐 一真
そう言ってさっきいた
場所に戻ると、友達に
五十嵐 一真
五十嵐 一真
と言って、靴を持って来た.
五十嵐 一真
貴方はいたずらっ子のように
笑って言った.
それから、いつものように
町をフラフラして遊んだ.
ただひとつ最後だけが違った.
いつもだったら、小さな
公園の前でバイバイする.
だけど、今日はちがう.
桐島 かこ
五十嵐 一真
桐島 かこ
五十嵐 一真
五十嵐 一真
貴方は少し
恥ずかしながらも
私の隣に乗ってくれた.
桐島 かこ
桐島 かこ
五十嵐 一真
桐島 かこ
桐島 かこ
五十嵐 一真
貴方は静かに頷きながら
聞いてくれていたね.
桐島 かこ
五十嵐 一真
桐島 かこ
五十嵐 一真
桐島 かこ
五十嵐 一真
答えは解ってた.
でも、やっぱり心が痛かった.
♡きたら続き出します!! 読んでくれて📖 ありがとです!!☺︎ ぜひ他の作品も 見てみてください!!☃
コメント
4件
悲しい...(´;ω;`)ウウ
叶わない恋って分かってるけど、嫌いになれないんですよね、、、
かこちゃん…( இ﹏இ )