「なんであんな格好してんだろうね?」
「それな?言われるの分かってんならあんな格好しなきゃいいのにね」
瑞希
「うわ暁山じゃん。あいつやばいらしいぞ。」
「あ、あの噂?ほんとだったらやばいよな〜笑」
瑞希
「ねぇねぇ、このキーホルダー可愛くない?3人でお揃いにしようよ!」
「いいじゃん!私これ!」
「いっそのことさんこいちにしよ!」
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
ー瑞希の部屋ー
瑞希はハッとベッドから飛び起きた。
目を開けるといつも自分が過ごしてる部屋だった。
体全体が汗びっしょりで気持ち悪い。
瑞希
瑞希
時計を見ると、7時半を指している。
瑞希
瑞希
瑞希はリボンと髪ゴムを棚から取り出す。
少しうねっているクルクルの髪を髪ゴムでいつものようにサイドテールに結ぶ。
最後にお気に入りのリボンで髪ゴムを隠すように結ぶ。
瑞希
瑞希
瑞希はスキップをしながら「いってきまーす!」と玄関のドアノブに触れた。
ー神山高校校門ー
久しぶりに学校に来た。
少し早めの時間なのに校門前は人で溢れ返っている。
瑞希
杏
瑞希
瑞希
見ての通り、杏は風紀委員だ。
瑞希は色々規則を破っているので本来、風紀委員に怒られる立場なのだが、実は瑞希よりも問題児が2人ほど…
杏
類
杏
杏
類
変人ワンツーのツー、神代類。
瑞希
司
変人ワンツーのワン、天馬司。
杏
類
杏
類
司
瑞希
そろそろ人が多くなってくる時間だ。
心が痛くなってくる。
瑞希は類と司と杏の声をBGMにしながら校舎に入った。
校舎の中は恐ろしく静かだった。
校門前のさっきまでのうるささが嘘のようだ。
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希は周りを見渡す。
そこで前から歩いてくる女の子と目が合った。
寧々
瑞希
目に優しい緑髪。優しそうな紫色の瞳。規則正しく着こなした制服。
瑞希はその女の子に見とれていた。
寧々
瑞希
瑞希
寧々
瑞希
寧々
瑞希
寧々
寧々
瑞希
瑞希
寧々
瑞希は逃げるように階段を上に登る。
やっぱり、サボろう。
心がどんどん傷んでくる。
瑞希は屋上へ向かった。
瑞希
瑞希は床にゆっくりと座る。
瑞希
瑞希
『うわ、瑞希じゃん。』
頭からその言葉が離れない。
頭がズキズキと痛む。
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
秘密を話せていない。
そう言おうとしたが、口を閉ざした。
だってそこには。
類
昔馴染みが「やれやれ」という顔でこちらを見ていたからだ。
瑞希
瑞希
瑞希
類
類
瑞希
類
瑞希
類
類
類
瑞希
瑞希
類
類
類
瑞希
類
類は若干笑いながら、階段を降りていった。
心做しか、階段を降りる時の足取りが少し楽しそうだった気がする。
瑞希
瑞希はひなたぼっこをすることにした。
辛いことを忘れるために。
これは瑞希が男子軍によって少しだけ心が救われていく物語。
コメント
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これはいいぞ
こりゃハマった