ライブ会場では摩耶が リハーサルを行っていた
白縫信愛
馬場龍河
白縫信愛
TAMAYAさんを見てます
信愛の視線の先には 千秋の姿があった
佐敷千秋
白縫信愛
信愛は生唾を飲み込み 千秋に近づいていく
種松摩耶
さっきの高校生ね
種松摩耶
信愛に気づいた摩耶は リハーサルを中断して 近づいてくる
白縫信愛
そんな重症じゃ
ないみたいです
種松摩耶
種松摩耶
行かせてもらうから
種松摩耶
行くべきなんだけど
種松摩耶
時間取れなくってさ
白縫信愛
種松摩耶
種松摩耶
白縫信愛
ありがとうございます
摩耶は信愛たちに 軽く会釈をすると 会場から出ていく
白縫信愛
摩耶が退出したのを確認した信愛は 千秋の横に座る
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
私が視えてるの?
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
信愛ちゃんが私に
何か用でもあるの?
白縫信愛
佐敷千秋
白縫信愛
千秋さんが作詞作曲
したんですよね?
佐敷千秋
佐敷千秋
白縫信愛
話してもいいですか?
佐敷千秋
白縫信愛
マネージャーさんから
ある相談を受けました
白縫信愛
起こる怪奇現象の原因を
突き止めて欲しいって
佐敷千秋
白縫信愛
する事故に出会しました
白縫信愛
あなたの姿を視たんです
佐敷千秋
白縫信愛
千秋さんなんですか?
佐敷千秋
佐敷千秋
白縫信愛
TAMAYAさんにも
言ったように
白縫信愛
ありませんでした
佐敷千秋
佐敷千秋
助けに行くなんて
思ってなかったから
佐敷千秋
ごめんね・・・
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
したって思ったの?
白縫信愛
話を元に戻します
白縫信愛
佐敷千秋さんであると
教えてもらって
白縫信愛
白縫信愛
聞かされました・・
佐敷千秋
白縫信愛
千秋さんが勤めていた
事務所に向かいました
白縫信愛
何かしら残ってるかも
しれませんから・・
白縫信愛
千秋さんが居た痕跡が
全て破棄されてました
白縫信愛
されてるのに・・・
佐敷千秋
白縫信愛
白縫信愛
事務所の人間が関わって
るんじゃ無いか?
白縫信愛
生まれました
佐敷千秋
白縫信愛
確信に変わりました
白縫信愛
やってきた社長が
白縫信愛
調べていると知った途端に
白縫信愛
襲ってきたんです
佐敷千秋
白縫信愛
助けもあって何とか
ことなきを得ました
白縫信愛
友達から
白縫信愛
曲のスタイルが
白縫信愛
リリース後から
白縫信愛
なったと聞かされました
佐敷千秋
白縫信愛
導き出した答えは──
佐敷千秋
摩耶ちゃんが盗んだ
佐敷千秋
受けた私が自殺
佐敷千秋
摩耶ちゃんに復讐してる
佐敷千秋
白縫信愛
白縫信愛
佐敷千秋
白縫信愛
千秋の予想外の言葉に 信愛は目を見開く
佐敷千秋
定義の無い言葉の刃物
佐敷千秋
作詞作曲した歌だよ?
佐敷千秋
摩耶ちゃんに
歌ってほしくて
佐敷千秋
みたいな部分もあるの
白縫信愛
佐敷千秋
めっちゃ下手でさ
佐敷千秋
大好きだったの
佐敷千秋
授業中だろうが
佐敷千秋
最中だろうが
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
そんな私を普通じゃない!
佐敷千秋
くれなかった・・・
白縫信愛
刃物の歌詞そのもの
って感じですね
佐敷千秋
実体験を元に書いた
歌詞だからね・・
佐敷千秋
受け入れてもらえないんだ
って諦めてた・・
佐敷千秋
偶然摩耶ちゃんの
ライブを見てさ
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
今みたいにいっぱいは
入ってなかったんだけど
佐敷千秋
佐敷千秋
って感じのロックで
佐敷千秋
って電撃走った
みたいに痺れたの
白縫信愛
佐敷千秋
出待ちしてたらさ
佐敷千秋
話しかけてくれてさ
佐敷千秋
悩みとか夢とか
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
社長に話してあげるから
佐敷千秋
やってみる?って
そう言ってくれたの
佐敷千秋
人間ばかりの環境に
身を置くより
佐敷千秋
添ってくれる人と過ごす
方が良いだろうって
佐敷千秋
なるだろうからって
佐敷千秋
千秋は楽しかった思い出を 追体験しているかの様に 華やかな笑顔で語る
白縫信愛
そこまでするって
白縫信愛
佐敷千秋
海だよまるで
白縫信愛
佐敷千秋
そばで勉強しながら
佐敷千秋
こころクリーニングと
定義の無い言葉の刃物
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
摩耶ちゃんに
歌って欲しかった
佐敷千秋
色んな人に曲を
届ける事が出来て
佐敷千秋
持つ人を救える
そう思ったの
佐敷千秋
作詞家としても有名に
なれたらなぁなんてね
佐敷千秋
白縫信愛
佐敷千秋
したはずの歌は
佐敷千秋
ひとりで作った曲
って事になってたの
白縫信愛
佐敷千秋
摩耶ちゃんに
歌ってもらって
佐敷千秋
夢は叶うかもしれない
佐敷千秋
思い描いていた
理想じゃ無い・・
佐敷千秋
摩耶ちゃんの裏切り
佐敷千秋
一番辛かった
白縫信愛
佐敷千秋
普通じゃない!って
拒絶していても
佐敷千秋
そう信じてたから・・
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
なっちゃって・・
佐敷千秋
って思って・・・
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
レッテル貼らずに
佐敷千秋
私を見てくれる
そう信じてたから
白縫信愛
佐敷千秋
作詞作曲した歌だと
インパクトが薄いから
佐敷千秋
事にしたって言うんなら
別にそれでも良かったの
佐敷千秋
されたことが辛かった
佐敷千秋
頼みだったら
佐敷千秋
千秋の目から 一筋の涙が流れる
白縫信愛
佐敷千秋
佐敷千秋
佐敷千秋
気づいて欲しくて
白縫信愛
佐敷千秋
白縫信愛
信愛は千秋のいきなりの 宣言に戸惑う
佐敷千秋
訳じゃなかったの
佐敷千秋
友達を傷つけちゃった
白縫信愛
友達が助けなかったら
白縫信愛
重症を負ってたんじゃ?
佐敷千秋
言われちゃうかもだけど
佐敷千秋
突き飛ばすつもりだったの
白縫信愛
佐敷千秋
私の気持ちに気づいて
欲しかっただけだから
佐敷千秋
思った事ないよ
白縫信愛
佐敷千秋
お話出来てよかった
佐敷千秋
信愛ちゃん
白縫信愛
佐敷千秋
白縫信愛
と会話する方法ありますよ
佐敷千秋
佐敷千秋
方法あるわけ?
白縫信愛
魂で結ばれるんです
佐敷千秋
するとずっと黙って 信愛を待っていたさくらが 口を開く
花牟礼さくら
白縫信愛
花牟礼さくら
花牟礼さくら
刻まれた記憶を
見ようとしてない?
さくらは信愛に 不安な眼差しを向ける
白縫信愛
浦添朝陽
花牟礼さくら
刻まれた記憶を見るの
禁止されたんでしょ?
白縫信愛
花牟礼さくら
縁もゆかりもない霊に
花牟礼さくら
やる必要あるの?
白縫信愛
白縫信愛
浦添朝陽
美月先生の弟さんに
やった時みたいに
浦添朝陽
したらどうですか?
浦添朝陽
TAMAYAさんでも
千秋さんを目視できます
花牟礼さくら
記憶見なくても──
白縫信愛
TAMAYAさんの
協力が必要なの!
白縫信愛
想いを伝えたいって
双方合意の上だった
白縫信愛
通りだとするなら
白縫信愛
絶対に協力してくれない
花牟礼さくら
行為だとわかってて
やらせる訳にはいかない
白縫信愛
馬場龍河
ずっと沈黙していた龍河が口を開く
白縫信愛
馬場龍河
声が聞こえてるんだろ?
白縫信愛
馬場龍河
声を君が聞いて
馬場龍河
すればいいだろ
馬場龍河
手紙の代筆だよ
白縫信愛
馬場龍河
馬場龍河
そう言いたいんだろ?
白縫信愛
信愛は黙ってうなずく
馬場龍河
馬場龍河
力にまだ気づいてない
白縫信愛
馬場龍河
時には言葉以上の力を
発揮するもんなんだ
白縫信愛
馬場龍河
馬場龍河
文字を扱ってる俺個人の
自論でしかないんだがな
馬場龍河
力を秘めててな
馬場龍河
響く事があるんだ
白縫信愛
馬場龍河
丁寧に繊細に紡ぐ事で
馬場龍河
みたいな力があるんだよ
白縫信愛
馬場龍河
だけの思い出になるが
馬場龍河
残り続ける
馬場龍河
千秋さんの気持ちは
十分伝わると思うぞ?
馬場龍河
手紙の方が伝わると
言っても過言じゃない
白縫信愛
白縫信愛
見失ってました・・
馬場龍河
馬場龍河
なんてそんなの理想論だ
馬場龍河
先走るし・・間違う
馬場龍河
積み重ねの先に成長
ってヤツがあるんだ
白縫信愛
白縫信愛
見えてきました!
白縫信愛
想いを手紙にします
馬場龍河
馬場龍河
出来るのは白縫さん
しか居ねーからな
白縫信愛
白縫信愛
TAMAYAさんの
架け橋になります!
馬場龍河
それから信愛は千秋の想いを聞き 手紙の代筆に取り掛かる
花牟礼さくら
めちゃアツかったです
浦添朝陽
馬場龍河
熱血だったか?あはは
龍河は照れた様に 頭をポリポリと掻く
花牟礼さくら
あんな事言ってても
花牟礼さくら
炎上しちゃうんですね
馬場龍河
馬場龍河
言う・・な・・
龍河は瀕死の兵士の様な 憔悴しきった顔で言う
花牟礼さくら
小諸哲哉
言うことも
間違ってないよ
小諸哲哉
受け継がれていくからね
吉次美沙
吉次美沙
「罪と罰」は約160年
吉次美沙
「こころ」は約110年
吉次美沙
人のこころに
残ってますからね
浦添朝陽
言われてみれば
小諸哲哉
花牟礼さくら
浦添朝陽
哲哉と皆の間を 冷たい風が流れる
馬場龍河
馬場龍河
吉次美沙
吉次美沙
ダジャレ言うの
辞めてもらえます?
花牟礼さくら
小諸哲哉
ハラスメント認定
されちゃうの?
小諸哲哉
もんだね〜龍ちゃん
哲哉は龍河の肩に手を回す
馬場龍河
巻き込まないで
くださいよ!
馬場龍河
小諸哲哉
皆が楽しげに談笑していると 信愛が戻って来る
馬場龍河
白縫信愛
花牟礼さくら
持っていってあげようか
白縫信愛
一同は摩耶に手紙を渡すために 打ち合わせをしている 会議室へ向かう






