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とりま、こう言う恋したい。
よし、星の観察しよ←は
星の観測がもたらした恋やなっ♡
早朝の奇跡観測
俺は早朝にしか見られない星をよく見ている
学校では星のの写真を見たり、
そこにあの子が来たんだ、
「おはよぉ、大晴、また星?」
『うん、やっぱ夜の星も綺麗やけど』
「朝の星も綺麗ってか?」
『そうそう』
俺の片想いの相手
君はいっつも休み時間に写真を見てくれる
「この写真綺麗!」
『これ?』
「ウンウン!」
俺が撮った写真に目をキラキラさせて見入る君は
俺の中で1番の星だった
そんなある日
「あのさ、私にも朝にしか見られない星」
「見せてくれない?」
『え?来るの?!』
「いや、だった?」
『全然!』
今までにないくらいのテンションの高さに君も少し驚いただろう
「お邪魔しまーす」
朝の4時半に俺の家に来て 屋上に上がる
「こんなに暗いのに見えるの?」
『あと5分もしたらすぐ見える』
「ほんとかね」
『ほんとだね』
「ふふっ」
君の笑顔を見る度
君は俺の事どう思って笑ってるのだろう、
そう考えている、
『あ!もう見える!』
「え?!嘘!」
少しずつ明るくなる空に 望遠鏡をかざす
「綺麗ぇ」
今まで以上に喜ぶ君は俺の方を見てはすごい楽しそうな顔をする
『今日ほんまは見られへんって言っててん』
「そうなの?」
『もともと雨降る予定やったから見えへんと思ってたんやけど』
「奇跡やね」
『うん、奇跡』
本当は君と2人でいること自体が奇跡
『なぁこの星きれない?』
そう言って見せたのは
「なになに?」
スマホの画面に写るのは
星空に“君が好き”と書かれた一枚の写真
「え?」
『ずっと好きやった』
『俺と、また奇跡観測してくれませんか?』
「はい!」
優しい声と共に自分の体が動いた
『好き』
『好き好き大好き!』
「私も大好き!」
学校に登校する時間
「そういえば大晴って晴れ男なんやね」
『名前に“晴”れるって入ってるんやから!』
自慢げに言ってみたら 確かに、と言いながら笑う君
次の奇跡観測は晴れた夜の日かな?