WTBL注意
師弟(nk、sm)
風邪パロ
この話、ずっと放置してた
現在午前8時
いつもより早く目が覚めた日
だが俺は今、30分以上ベットから身体を起こせずにいた
スマイル
1度、背伸びをしようと起き上がったものの
酷い頭痛に見舞われて、それから身体を動かせずにいた
でも、そろそろ行かなきゃ
遅くなったら同棲中の彼氏が様子を見に来てしまう
スマイル
ぼやける視界に上がる息
身体にムチを打ってベットから起き上がり、ドアに手を掛けた
あまりパッとする理由もないが
何となく彼氏には体調が悪いことを言いたくはなかった
…わざわざ自己申告する必要が見当たらなかった
今日俺は仕事で部屋に篭もるし顔を合わせる時間も長くない
だから、できることなら自分だけで解決したいと思う
ゆっくりと扉を開け、なかむに声をかける
スマイル
なかむ
普段通り、大丈夫だ。
もぐもぐとご飯を食べるなかむが俺を見る
なかむ
なかむ
あまり体力を使いたくはなかったのでその言葉には触れなかった
1歩1歩、テーブルに向かって歩く
歩く度に身体がキシキシと痛むし、足元が揺れる
…先にトイレに向かって落ち着いた方がいいかもしれない
自分の体調の悪さを考えそう判断する
スマイル
なかむ
…名前を呼ぶなかむの声が耳に入る
あ、やばいかも
理解は出来た、でもその瞬間
スマイル
一瞬の頭痛に襲われ俺は倒れるように壁に身体をぶつけた
ぶつかった衝撃に今の俺は耐えれなかったらしい
気づいたら床に座り込んでいた
スマイル
目が開いているのに視界は真っ白
ガンガンと頭の中を叩かれるような痛み
あぁ…最悪だ
なかむ
勿論同じ部屋にいたなかむには音もバレていて
なかむが俺に駆け寄って目線を合わせる
なかむ
なかむのひんやりとした手が俺の額に乗せられる
いつもは冷たいのに今日はなんだか心地良く感じてしまう
なかむ
スマイル
違うんだ、なんでもない
そんな言葉は余裕のない俺から出るはずもなく
そのままなかむに抱き抱えられた
スマイル
せっかくの休日なのに、面倒掛けちゃう
ただただ申し訳なさすぎる
ベッドに着いても、変わらない頭痛や熱の篭った体が憎い
迷惑かける自分が情けなくて、目の縁が曇るのを感じる
なかむ
スマイル
スマイル
普段通りに接したいのに、凄く悲しさに埋められる
ボロボロと涙が溢れた
そんなグズグズな俺の頭を撫でて大丈夫、と優しく言ってくれる
なかむに慰められ時間が経つと可愛らしい電子音が鳴った
なかむは少し驚いた顔をして、その後俺に体温計を見せた
なかむ
スマイル
平熱が低い俺だから、なかむも心配そうな表情
熱に侵される頭はそれを自覚するとさらに悪化する
なかむ
スマイル
こんな事でも今の俺には責められているように感じた
どうしよう…なかむに嫌われたら
無意識に震えていた手をなかむが両手で包み込む
なかむ
なかむ
落ち込む俺に明るく振舞ってくれるなかむ
スマイル
なかむ
看病頑張る、と眩しい笑顔を向ける
スマイル
なかむ
スマイル
少し、手を離すのが惜しかったけど
寂しい、なんてことは言わないでおく
スマイル
ポカリに氷枕、冷えピタなど諸々持ってスマイルへ急ぐ
なかむ
なかむ
ひんやりとした飲み物を渡すとスマイルはそれをコクコクと飲む
その間に俺は氷枕を準備する
スマイル
生気を取り戻したようにへにゃっと笑う
かわいいッ…!!
なかむ
俺は冷えピタを箱から取り出しシートに着いている透明なものを剥がす
なかむ
スマイル
手で髪を掻き上げるスマイル
…これも可愛くて、少し思考停止
不思議そうな顔をされたので、誤魔化しながら額に貼る
すると冷たかったのかビクッと肩を揺らしたスマイル
そのまま吸い込まれるようにベットに横たわる
スマイル
なかむ
スマイル
なかむ
なかむ
思わず全部言ってしまったが、…大丈夫かな、キモがられてないかな
そんな心配はいかにも杞憂で
スマイルはもっと顔を赤くして、目線を逸らした
スマイル
スマイル
ぼそっと呟きゆっくり目を閉じる
なかむ
頭の痛みを取ってあげるように
スマイルが眠るまで頭を撫でた
声が聞こえて目が覚めた
なかむ
ぼやける視界に小さな影
スマイル
なかむ
スマイル
身体を起こすとダラっと汗が服の中を流れる
頭の痛みはない、完全にではないが寝たから良くなった気がする
なかむ
スマイル
なかむの手には俺の服とタオルがあった
俺は手を伸ばし、それを受け取ろうとする
しかし伸ばした手はそのままなかむに繋がれた
なかむ
そう言ってなかむは俺の前に座る
スマイル
スマイル
いくらなかむでも、汗がベッタリな体を任せるのは気が引ける
なかむ
スマイル
全力で拒否するも、弱った身体はなかむに制止される
スマイル
そんな言葉も聞かずなかむは俺の服のボタンを外し始める
スマイル
なかむ
怒ったなかむは頬を膨らまして俺を見る
スマイル
なかむ
スマイル
勢いよくこちらを見たなかむを俺も仕返すように見つめる
なかむ
なかむは俺の服のボタンを全て外し、上半身裸の状態になる
思わず手を身体に巻き付け隠す
なかむ
スマイル
こんなにまじまじ見せることなんてなかったから恥じらいが湧く
なかむ
スマイル
首からお腹へ、少し擦れる胸の突起が熱を持つ
優しくゆっくりされるので
…ちょっとだけ、変な気分
つい、もっと甘えたくなって下を向いて呟く
スマイル
ダメ元で言った言葉になかむが顔を上げる
驚いて目を広げるなかむを俺はじっと見つめる
それからにやっと笑ったなかむは指で俺の唇を擦る
なかむ
スマイル
そう言ってなかむはしていたマスクのゴムに手をかけ外す
そして固まる俺の腰に手を回しキスをする
ちゅっと、どちらの音か分からない音が数回部屋に響いた
スマイル
スマイル
熱の身体には重すぎたかもしれない
直ぐに息が詰まって離した途端息を取り込んだ
なかむ
むふふ、と聞こえてきそうな顔でなかむがにやける
スマイル
なかむ
スマイル
ばっと、ベッドの端に置かれた俺の服を取り素早く着る
そして、枕に顔を埋め火照った顔を隠す
スマイル
なかむ
なかむ
ちょっと待っててと言ってなかむは何処かに行ってしまった
スマイル
去り際にかけ直された布団を掴む
…やっぱり寂しい、な
時計の音が響く部屋は静寂に包まれていた
ぽつんと1人取り残されたみたい
なんで、 熱とか病気の時って寂しくなるんだろう
俺らしくない
なかむ
スマイル
少し深さがあるお皿とれんげが乗ったお盆
それを小さな折りたたみ式のテーブルの上に置く
なかむ
スマイル
思わずがばっと上半身を起こしお皿を覗く
スマイル
以前タコウインナーを作って貰ったことがある
その時のフライパンのタコは足が取れ頭は黒く焦げていた
そんな、なかむがこれを?
どうにも信じられない
なかむ
自慢げに言うなかむに感心してへぇ…と漏らす
なかむ
きらきらした眼差しを向けるなかむ
まるでフリスビーを取ってきた犬のようだ
スマイル
なかむ
俺はベッドの縁に腰を下ろし端座位になる
小さなお皿にお粥を取り分けるなかむに話しかける
スマイル
ふとした疑問、部屋に入ってきてからも何故かマスクをつけないなかむ
持ってきたかも怪しい
なかむ
小悪魔のように笑って俺の方を向く
スマイル
さっきのは、たまたましたくなっただけ
普段からキスを求めることなんてない
なかむ
れんげに掬われた湯気の立つお粥を俺に見せる
なかむ
そして、なかむはお粥に息をふーと2度程吹きかけた
なかむ
スマイル
食べさせてくれるなんて思ってなかった
嬉しくて、でも少し恥ずかしくて胸がきゅっと痛く締まる
俺は戸惑いながら口を開きなかむの差し出すお粥を含む
ぬるくなったお粥を咀嚼するが味なんてわかんなかった
喉を通り飲み込んで、確実にお腹に溜まったことを実感する
なかむ
なかむがニヤニヤしながら俺を覗く
スマイル
なかむ
なかむ
そうやって、強気で来るところにまたもドキッとさせられ
胸が鳴るのを抑えながら俺は口を開いた
まーじーで
なんで男子って返信遅い??
返信こんかったぁって友達にネタにしたら来るのなんでなん?
ぶっ飛ばすぞ、まじで好きだぞ
休日なのに8時間返信来ない脈ナシです…
コメント
24件
なるほどここが天国ってやつか。 >>昇天<<
スゥアアァア、好きすぎて好きです……(?) 尊死する前に感謝をしなくちゃ…(???) ありがとうございまs……………バタッ
初コメ失礼します.... すまちゃんが....天使....ぐはっ..(